猛威をふるう新型コロナウイルス感染症の影響を受け、世界各国でさまざまな対応がとられていますね。
日本国内では、全国の小中高校に一斉休校の要請が出されたほか、
在宅勤務や時差通勤などの対応をとる企業も見られています。
また、1時間おきの手洗いうがいを従業員に義務付ける企業もあるなど、その対応は様々。
そんな中、勤め先の会社から新型コロナウイルスに対する予防対策支援金が出たというツイートが話題になっているのです。
話題になっているツイートは、福岡県で会社員をしながらバンド活動をする糸永直幸さんが以前投稿したもの。
僕の職場のコロナウィルス対応がこれでした pic.twitter.com/u1i2iEKNYV
— 糸永直幸 (@the_folkees) March 5, 2020
糸永さんのツイートに添付された書類の画像には以下のように書かれていました。
新型コロナウイルス予防対策支援金
みんなへ
コロナウイルスが問題になっている状況の中、接客や現場に出て日々奮闘してくれてありがとうございます。以下の趣旨で支援金を設けました。
1) 日々、不安の中、会社のために尽力してくれていることへの感謝のため。
ADVERTISEMENT 2) コロナウイルスに対する予防対策費として、日々高騰しているマスクや消毒剤などを購入するため
3) 健康は「体」だけでなく「心」も重要なため、この費用を使って家で料理をしたり、ビデオをレンタルして、家での時間を楽しんでもらうため。
ADVERTISEMENT こういう有事の時こそ、みんなで前向きに乗り越えていきましょう。
書面には、コロナウイルスがまん延し不安な状況下でも働いてくれている従業員への感謝や、
マスクや消毒液の購入に役立ててもらうための支援金であることが記されていました。
皆が不安の中にいる時にこういった計らいができるとは、なんと人の心理の妙を得た、思いやりのある勤め先なのでしょうね。
糸永さんのツイートに対しTwitter上では大きな反響が起こっており、
「本当に日本の会社?」「これがホワイト企業のやり方か」などのコメントが寄せられていました。
社会経済にも大きな影響をもたらしているコロナウイルス問題。
会社の業績を下げないため、対応に追われている経営者も多いはずです。
そんな状況下でも、従業員の気持ちや健康面を優先する姿勢は多くの人に感動を与えたようですね。
3万円は決して大金と言うわけではありませんが、
この困難な時期に受けた会社からの恩義を一生忘れることはないでしょうね。
毎日のようにコロナウイルス関連の報道がなされる中、
多くの人がいまだかつてないほどの不安感やパニックに襲われつつあります。
しかし、ネガティブ思考にならず、いつか終息は見えると信じて前向きに頑張っていきましょう。