おつまみにもおやつにもぴったりなチヂミ。家飲みの時にはいつも作っている、という人も多いと思われます。
カリッとさせつつもモチモチの食感にするのがポイントですが、そのカリカリのモチモチに仕上がらないと悩む人の声も多数ネットで上がっています。
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チヂミは韓国ではおなじみの家庭料理。ポイントさえ抑えておけば、本当に誰でも簡単にできてしまうのです。
チヂミを作っても、いつも何か違うと不満に思っている人は、ぜひともポイントをおさらいしてもう一度挑戦してみてください。
まずモチモチの食感の出し方。モチモチにさせるには、少量の片栗粉を入れます。片栗粉がない時はすり下ろしたじゃがいもでも大丈夫。ここまでは知っているという人も多いのではないでしょうか。
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問題はサクサク感ですね。いつもベタッとしたチヂミになってしまう人は、焼き方に問題があるのではないでしょうか。
油を敷いたフライパンをよく熱し、生地を入れて片面に軽く焦げ目がつくまでじっくりと焼きます。
焦げ目がついたらひっくり返し、フライ返しなどで生地をぎゅっと押さえます。この作業はチヂミの中央部分をサックリとさせるためです。生地の中央部分を焼き付けたら、もう一度ひっくり返してまた中央をギュッと押さえます。これを数回繰り返し、完全に火が通ったと感じたら仕上げに小さじ2くらいの油を回しかけます。そうすることによって、周辺の生地もサクサクになります。
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生地を混ぜる際に、韓国風牛だし調味料のダジダを使えばより韓国の味に近付きますが、ダジダは日本では馴染みが薄いですよね。ダジダは日本国内では通販を利用するか、コリアンタウンの商店でしかまず手に入らないので、中華だしを使いましょう。和風だしを使うと、チヂミではなく、沖縄のヒラヤーチーっぽくなってしまうので注意してください。
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またチヂミに入れる具材はニラがメインではありますが、イカやアサリなどの海産物を入れている韓国の家庭も多いです。もちろんニラだけのシンプルなチヂミもサクサクのモチモチなら美味しいです。
韓国へ旅行へ行った時、または本場の韓国料理店でチヂミを食べたことがある人は、どういう味だったか、どういう具材が入っていたか思い出しながら作ってみてください。
チヂミにはタレも忘れてはいけませんね。チヂミのタレは単に辛いだけではなく、ほんのりと甘さや酸っぱさ、ごまの風味などが混ざり合っています。
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タレのベースは醤油。
醤油にお酢またはごま油を混ぜ、細かく切ったニラやネギまたはごまを混ぜます。全部入れても問題ありません。ピリ辛が好みの人は七味唐辛子や韓国唐辛子を入れるのが韓国風。
甘辛好みの方は上記のレシピに砂糖やハチミツを入れても。
各調味料の割合はお好みで。醤油ベースに少しずつ調味料を足し、自分好みの味に調整して行きましょう。
さらにお手軽にタレを作りたいのなら、ポン酢をベースにしてごま油を足すだけでも。
甘みを強くしたい人は焼肉のタレをベースにする方法もあります。
自分好みの味で美味しく食べられれば良いので、基本的にどういうタレにしても問題はないでしょう。
チヂミに邪道はありません。作り手によってタレの味や、中に入ってる具材は違います。作る人の数だけチヂミがあると言っても過言ではないでしょう。
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普段チヂミのタレはスーパーなどで売られている市販品を使っている、という人はぜひタレを自作してみてください。
タレはチヂミ以外にも、キュウリに和えたり、豆腐の醤油代わりにするなど汎用性が高い調味料です。
醤油を始めとするお酢や砂糖など、家に置いてある調味料を混ぜるだけで簡単に、しかも手早くできてしまいます。
時間がある時にたくさん作っておいて、いろいろな料理に使ってみるのも良いですね。