韓国ではもう死語にもなっている「オルチャン」。女子高生向けの雑誌などでは目にすることがあるように、日本ではまだ人気があるようですね。その人気の理由や成り立ち、また、髪型やファッションについてまとめてみました。
■オルチャンの成り立ち
「オルチャン」はもともと韓国語で、「オルグル」が顔、「チャン」が最高という意味で、「オルグル」を省略して合わせると顔が最高。つまり、美男美女を表す言葉になります。これは韓国のインターネットで2003年ごろにスラングとして流行した造語です。それが、一般社会でも使われるようになったということなのです。
但し、美人や綺麗な顔立ちということではなく、可愛く愛らしい顔立ちをした美女に対して使用するのが一般的なのだそうです。
そのオルチャンを使用した言葉に「オルチャン角度」というのがあります。これは、自撮りをする際にどの角度が一番かという研究が行われたことによるものだそうです。
■日本でのオルチャン
オルチャンは基本として女性に向けた言葉で、男性に向ける場合は「ナムオル」と表現することが多いです。ですが、韓国ではあまり使われる言葉ではなく、日本でよく使われているようです。
■韓国でいうところのオルチャン出身芸能人
オルチャンはインターネットで広まった造語ですから、オルチャン出身というのは、デビュー前からSNS等でインターネット上で美人と話題になっていた人で、芸能人になった人たちのことを指すようです。韓国女優のナム・サンミさんは、オルチャン出身芸能人の元祖ともいえる人ではないでしょうか。他にも歌手のカン・ミンギョンさんや、女優のパク・ハンビョルさんもオルチャンということになります。
昨今の韓流ブームもあり、オルチャン出身の女優さんが出演したドラマが放映されたり、レンタルにおいていたりするので、韓流ファンのかたであれば、見かけたことはあるかもしれませんね。
■オルチャンのメイク
オルチャンメイクというのは、赤ちゃん肌、サラサラの髪の毛、潤んだ瞳、涙袋、童顔に見えがちな目というのが本場韓国での定義のようです。基本としては童顔を目指している傾向があるようですね。髪型に関しては、単にかわいいというだけでなく、自然な感じということかもしれません。
日本ではこのオルチャンメイクは、ものまねメイクで有名な「ざわちん」さんなどがすることがあるようです。インターネット上に写真をアップされていたりするようです。
■まとめ
オルチャンは単にかわいいというだけでなく、SNS等のインターネット上にアップされた写真のかわいらしさということになりそうです。その写真は画像編集ソフトを使用して修正したものも含まれます。カメラ、修正ソフト、SNSといったものの普及によって生まれた文化だということになるのではないでしょうか。
髪型やメイクに、これがオルチャンだというものはなく、実際に写真を撮ってみて、かわいいと思えればそれがオルチャンなのかもしれませんね。