韓国に駐在するハリー・ハリス(Harry Harris)米大使の口ひげが物議を醸しています。
理由は、韓国国内では1910~1945年の日本植民地支配について今でも強い反感が残っているからで、ハリス大使の口ひげについては、当時の植民地時代の総督を思い起こさせるとの声が立て続けに上がっているからです。
ハリー・ビンクリー・ハリス・ジュニア(Harry Binkley Harris, Jr. 1956年8月4日生まれ)は、アメリカ海軍の元軍人、大韓民国駐箚アメリカ合衆国特命全権大使。第24代アメリカ太平洋軍司令官で、アメリカ海軍史上初めてのアジア系(日経)の大将です。大将の地位は日系アメリカ人軍人か得た過去最高の階級です。
アメリカ人(父親)と日本人(母親)の両親を持つハリス大使、駐韓国大使として、時として厳しい言動が見られるため、韓国内の新聞では傲慢や無礼、偏見、無知であるとして酷評されることがしばしばあります。
そんなハリス大使。16日の記者会見で、口ひげは個人の好みの問題であり、批判的な人々は「歴史から都合のよい部分だけを拾い出している」と反論しました。
朝鮮独立運動の闘士やその他の歴史的人物の多くも口ひげをたくわえていたと指摘し、「両国間に歴史的な反感があることは理解しているものの、私は駐韓日米大使ではなく、駐韓米大使だ」と表明。
また、同日の記者会見では、文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領が提案した北朝鮮との共同プロジェクトについて、韓国は米国に話を通すべきだと発言し、韓国政府の怒りを買いました。
文大統領は今週、北朝鮮との対話を促進する策として、韓国人観光客の北朝鮮訪問を提案。観光自体は国際社会による制裁の対象にはならないものの、資金移動などの関連活動が問題となる可能性があります。
ハリス大使は、韓国はこうした計画については米国と連携し、「誤解」を避けるために共同作業部会に「通す」べきとの見解を表明。これに対し韓国大統領府(青瓦台、Blue House)は17日、大使が文氏の提案に関してメディアにコメントすることは「非常に不適切」だと非難しました。
このニュースに対し、ネットでの反応は
「もはや、ここまで来ると旭日旗に対する難癖に似て来ますよね・・・。大使に日本人の血が流れていらっしゃるから尚更なのでしょう。そのことは敢えて口にはしていないようですが、それはもはやヘイトと言えるのでしょうね・・・。ほんと関わり合いを持ちたくはありませんが、関わらざるを得ない大使にはほんとご同情を申し上げます。」
「ここまで来ると、もはや低レベルとしか言いようがない。確信犯(我田引水の左派)が喚いているのでしょう。民主主義国家に至るレベル感で言えば小学生の成長過程なのでしょう。産みの苦しみですが、自ら勝ち取らないと未来はない。文在寅&一派が引きずり込もうとしている。天下分け目の所に来ましたね。引きずり込もうとしている方の分が良さそう。見ているしかない。」
などという、ハリス大使に同情するコメントが寄せられています。