2020年11月3日深夜放送のフジテレビ系「志村友達」に女優・いしのようこさんがゲスト出演。新型コロナウイルスによる肺炎で、今年3月に亡くなった志村けんさんとのコントを回想しました。
この日、ゲスト出演したいしのさんは過去の志村さんとのコントVTRを眺め、「数だけはいっぱいある。短いのも全部数えたら相当な数だと思う」と、共演したコントは数えきれないほどあるとコメント。
共演者から「楽しい思い出もあれば、当時のつらい思い出もある?」という問いには「そうですね」と苦笑しながらうなずいていました。
また『アンタッチャブル』の柴田英嗣さんから「これは嫌だなというコントはなかったでしたか?」との質問には「しょっちゅうありました」と返答。
さらに、いしのさんは「恥ずかしいこと言わされたりとか。それはもう恥ずかしいから嫌だと何回も抵抗した覚えがあります」と話しましたが、「最終的にはやっていました」と話しました。
嫌々コントを行っていた、いしのさんですが、そこは仕事だと割り切っていたと笑いながら志村さんとの思い出を明かしました。
しかし、志村さんの芸風までもが礼賛される風潮に疑問を持つ人も少なくないようで、ネット上では当時のいしのさんに同情する以下のような声が寄せられています!
《笑いで済まされているけど、今見たら引く内容もけっこうあります》
《何年も前に小島瑠璃子さんが四つんばいになって、志村さんが後にいたのが映ったときは、小島さん若いのに仕事とはいえかわいそうな感じがした》
《本人がほんとに嫌だったのにやってた、ならパワハラセクハラだよ。周りがいくら称賛しても》
《バカ殿は正直見てて凄く不快だった。子どもが見るような時間に、あんなエロおやじの芸を流していいのか?って思った》
《バカ殿は、宴会で酔っ払った上司のセクハラと変わらん。笑えなかった。志村動物園の園長さんは好きでしたけどね》
《今は死んでしまって聖人君子化されてるけど、志村けんのこういう私物化された番組を見させられて、正直「古い人やなぁ」と思っていた》
言うまでもなくレジェンド芸人である志村さん。しかし、実際は女性へのセクハラや下ネタの芸風に根強い批判も。
女性タレントに下品なコントを嫌々やらせるというのは今の時代なら立派なセクハラ行為。〝あの時代だからこそ〟通用した芸風には間違いないでしょう。
亡き人を批判するのは気が引けますし、一周忌も終わっていない今はご冥福をお祈りするばかりですが、一方で〝聖人化〟に対する疑問も根強いようです…。