12月27日、小池百合子東京都知事は、2019年最後の定例会見で2030年までの政策目標を定めた「長期戦略ビジョン」を発表しました!
その政策の中には‟出産・子育てや長寿社会対策”など20の戦略を打ち出したようです。
都庁担当記者いわく「小池知事らしい”高めの球”は、出生率の『1. 57ショック』を意識し、2040年代に出生率を2.
07とするビジョンを掲げたことです。バックキャスト、デジタルトランスフォーメーション、アジャイルといった分かりにくい横文字が多いのは相変わらずですが、その他は現職知事らしい地に足のついた、悪く言えば、目新しさのないものが並んだ」と解説。
20年7月の次期知事選前に、公約として打ち出すのかと思われていましたが、知事は正式な長期戦略は、東京五輪後に完成させると述べました。これは知事再選は“既定路線”というアピールと同時に、その完成をもって、自身の役割を終えるとも取れると言われています。
それもある人物が「ポスト小池」に名がちらついているというのです。維新創業者の前大阪市長・橋下徹氏です。
橋下氏も政治から離れて4年たっており、そろそろ現場に戻りたい頃ではという声があがっており、また維新は2人の元都議が19年夏の参院選で議席をとり、東京で政治塾を開催し、地盤を築き始めています。
ただ橋本氏は国会議員をバカにしており、総理が前提でない限り国政進出はありえない。政党の支援なしで知事に当選できるのは、今や橋本氏くらいで、維新の大阪府知事や大阪市長と良好な関係にある小池氏としても、安心して譲ることができるというワケです。
橋下氏は大阪府知事、大阪市長時代、記者の質問が出なくなるまで会見を続けるなど、異様な仕事ぶりで知られていました。小池知事も役人を振り回しましたが、橋下さんはそれ以上。都職員はようやく小池知事のペースをつかんできたので、どうせならこのまま居座ってほしいと願っているようです。
しかし、そもそも飽きっぽい小池氏。次は国政復帰と言われています。五輪後に電撃辞任すると見られていましたが、今回の長期戦略のスケジュールで現実味を帯びてきたようです。
衆議院解散は2020年のどこかのタイミングで行うと見られており、五輪後となれば、小池氏の衆院出馬は濃厚となります。小池氏はその頃、68歳。福田康夫氏が72歳で総理の座についたことを考えると、まだまだイケると言ったところでしょう。
都知事選、五輪を控えた2020年。『ポスト安倍』に名乗りを上げる可能性も…!?