覚醒剤取締法違反で逮捕され、有罪判決を受けた元プロ野球選手の清原和博さん(52)。
昨年末には、約4年ぶりに”ユニホーム姿”で球場に登場し、薬物依存症やうつからの回復ぶりを印象づけていたそんな清原さんですが、
薬物依存症の治療の様子や現在の暮らしぶりを朝日新聞へのインタビューで明らかにしました。
昨年11月から12月にかけて、自身が監督を務めた「トライアウト」などの野球イベントに、ユニホーム姿で現れたのは、覚せい剤で逮捕された清原さん。
笑顔で元気な姿で登場し、その回復ぶりを多くの人に印象づけていましたが、
実際は道半ばで、薬物依存症の後遺症に悩まされ、うつ状態が続いていると清原さんは自身の心境を明かしました。
野球イベント終了後1週間は、落ち込んで何もできなかったといい、
「いまもまだ、人前に出るのが怖いんです」と近況を語りました。
また、「トライアウト」の記者会見では、カメラのフラッシュを浴び、
「全身から汗が出て頭の中が真っ白になり、何を話していいのかわからなくなりました」と述べ、
覚醒剤取締法違反で逮捕されて送検される際に車の中で浴びたフラッシュの記憶がよみがえったというのです。
また、薬物事件を起こしたことで世間の厳しい目にさらされることもあったといいます。
引っ越し先を探そうとして、100軒以上断られた経験もあると告白。
精神が追いやられていき、何もかもやる気を失いかけていた中、
清原さん自身の回復の大きな支えになっているのが”2人の息子との再会”だったといいます。
野球をしている次男とは定期的に会い、バッティングを指導している清原さん。
薬物事件後は世間からの目も厳しく、家族をも裏切ったといわれていた清原さんは、
「息子たちに再会していなかったら、いまも絶望の中で、死にたいという思いが強かったのではないでしょうか」
とその重い心境を語ったのでした。
今年6月、4年間の執行猶予の期間が終わりを迎えます。
清原さんは「それまでは社会復帰の準備期間というつもりで、精神科の先生のアドバイスに従い、焦らずゆっくり少しずつ活動を増やしていきたい」と話しています。
笑顔の陰には、いまも続く闘病やしのびよる薬物の魔の手があったんですね。
これらの報道にネット上ではこんなコメントが寄せられています。
「PL後輩片岡氏のYouTubeに出て近況を語ってるのを観ました。
子供達の為にも必死で薬物依存や鬱と闘っておられる様子。打ち克って更生し、同じ病と闘う人達の希望となって欲しい。しくじった人に厳しい人が多いが、真面目に更生しようと頑張ってる人は追い詰めず、寛い心で見守りたい。」
「やっぱりこういう風になると家族の存在、とりわけ子供の存在ってすごく大きいんだね。これからも、清原には子供励みに道を外さず更正してもらいたいよ。家族だけでなくファンも応援してます。」
「元々ハートはそんなに強い方ではないんでしょうね。
桑田は自分で自分をコントロール出来るんだろう。ボールに話しかけてたし。」
などのコメントが寄せられていました。