ある日、外で遊んでいた子供たちが、小さな子猫を見つけました。しかし、その子猫は普通の子猫とは違い、なんでも足にギプスのようなものをはめていたのです…。
アメリカ・アリゾナ州、アパートの外で遊んでいた子どもたちが、小さな子猫を見つけたことからこの話はスタートします。そして、子どもたちの1人が子猫を家に連れて帰ると、その子猫を見た親は、ショックを受けたというのです。
なぜなら、子猫の後ろ脚が、ギプスのようなもので固定されていたのです。
誰かがケガをした子猫の脚を固定してあげたのだろうか…?だとしたら、なぜ子猫は放置されていたのだろう…?と、子どもの親は困惑します。そこで、地元で動物保護団体を運営するキャシーさんという女性に助けを求めることにしました。
ウェブメディア『The Dodo』によると、連れて来られた子猫を見た瞬間、キャシーさんはギプスだけでなく子猫の健康状態の悪さにも驚いたそうです。
なんでも、子猫は見るからにやせ細り、脱水症状を起こしていたため、キャシーさんは、「明日までもたないかもしれない…」と思ったといいます。
子猫は見つけた少女に『カップケーキ』と呼ばれていたため、キャシーさんもその愛らしい名前を採用することにしました。子猫のカップケーキは、すぐに動物病院へ連れて行かれ、ギプスを外す処置が行われたそうです。
片方は簡単に外せたものの、もう片方は、かなりきつく巻かれていた為、なかなか外すことができなかったのだそうです。
さらに、子猫のカップケーキはギプスによって歩けないだけでなく、なんと、その痛みにも耐えていたのでした。
30分近くかかってようやくギプスが外されると、キャシーさんはさらにショックを受けます…。
なんと驚くことに、カップケーキの脚はケガなどしておらず、正常そのものだったのです!!!
カップケーキには、脚のサイズに合わせた板や布テープががっちりと巻き付けられていたそうで…その作りは子どものいたずらとは思えず、大人が故意にカップケーキの脚にそれらを巻き付けたものと思われました。
心ない人間によって、ひどい仕打ちを受けた子猫のカップケーキ。しかし、決してキャシーさんたちに敵意や警戒心を見せることはなかったのだそうです。
それどころかとても人懐っこく、なでて欲しそうに、キャシーさんの手に頭をすり寄せてきたといいます。
ウェブメディア『The Dodo』によると、当初心配された体調も問題なく、カップケーキは順調に回復しているとのことです。さらには、すでに多くの里親希望者から問い合わせが来ているということのようで、カップケーキの体調が安定すれば、まもなく家族が決まると思われます!
ひどいことをされても生きることを諦めなかったカップケーキ、もうすぐ優しい家族と出会い、一生幸せに過ごしていけることを願います。
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