6日、岸田首相は、内閣の副大臣・政務官を決定しましたが、案の定、見たことのある顔ぶればかり…。
さらに、副大臣に選ばれた中には、過去に問題を起こした議員が何人もいます。
松野官房長官は「適材適所ということで人選が行われた」と話しましたが、本当に“適材適所”なのでしょうか。
例えば、防衛副大臣に選ばれた鬼木誠衆院議員。
福岡2区選出のいわゆる“魔の3回生”です。
2015年3月、衆院総務委員会で「反日、自虐放送を垂れ流す」と話しました。
こちらも“魔の3回生”、環境副大臣の務台俊介衆院議員は、16年9月、内閣府政務官だった当時、台風10号によって大きな被害にあった岩手県岩泉町を訪問した際、長靴を履いておらず、同行者におんぶしてもらいながら進む様子が問題となりました。
与野党内からは、非難を浴び、大炎上したにもかかわらず、17年3月のパーティーでは「たぶん長靴業界は、だいぶ、もうかったんじゃないか」と発言し、再び大炎上を起こしました。
立正大名誉教授の金子勝氏は「大臣よりも批判を気にせず自由に動ける副大臣ポストに強権的な人物を集めるとは、アベ政治を継承した岸田政権の正体見たりです。ますます右寄りになっている印象です」と話しました。
問題児ばかりの人材を集めた人事のどこが“適材適所”なのでしょうか。
岸田政権でも、不祥事連発になりそうです。
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