報道ステーションのチーフプロデューサーを務めていたテレビ朝日の桐永洋さんが同局のスタッフにセクハラをしていたとして更迭された問題で、その内容が女子アナへのキスセクハラであることが週刊文春によって明らかとなりました。
「テレビ朝日の看板報道番組「報道ステーション」で、予算や人事権を掌握する番組最高責任者のチーフプロデューサー(CP)・桐永洋氏(49)が解任に至ったのは、出演女子アナに対するキスなどのセクハラ行為を告発されたためだったことが、「週刊文春」の取材でわかった。
出演女子アナの一人、Xさんが桐永氏と会食したのは今年5月3日の「報ステ」放送終了後。焼き鳥屋で酒食をともにした後、自宅までXさんを送った際に事件は起きたという。
その後、この一件はテレ朝のコンプライアンス統括室に告発され、8月19日に調査委員会が発足、30日に桐永氏の報ステCP解任が局内で発表された。ただし、「社員としてふさわしくない行為があった」というだけで、詳細については説明されなかった。
テレビ朝日では、昨年4月、女性記者が財務事務次官(当時)からセクハラ被害を受けた際、篠塚浩・報道局長(当時)が財務省に抗議文を提出。そこでは、
〈優越的な立場に乗じて行ったセクハラ行為は、当社として到底看過できるものではありません。(略)貴省として徹底的な調査を行い、早急にその結果を公表するよう求めます〉
としていた。
セクハラを厳しく批判してきた「報道ステーション」内で起きた事件について、視聴者にどのように説明するのか注目される。」と、文春オンラインほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
桐永洋さんはテレビ朝日の社員であり、報道ステーションのチーフプロデューサーを務めている人物です。
1993年にテレビ朝日に入社をした桐永洋さんは、ロサンゼルス支局長や警視庁の記者クラブのキャップなどを歴任したのち、現在の地位にまで上り詰めてきたと言われております。
「セクハラ事件が起きたのは5月4日未明のこと。加害者は「報道ステーション」の桐永洋チーフプロデューサー(49)。被害にあったのは同番組のフィールドリポーターを務める森葉子アナウンサー(33)である。」と、文春オンラインの記事では「出演女子アナの一人、Xさん」という表現のみでありましたが、デイリー新潮にはその女子アナの実名が公表されておりました。
森葉子アナウンサーは1986年4月26日生まれの現在33歳で、木更津総合高等学校から茨城大学教育学部を卒業後、2010年にテレビ朝日に入社をしております。
現在では、テレビ朝日のバラエティ番組「金曜★ロンドンハーツ」や、報道番組「サンデーLIVE!!」などにも出演をしているほか、2019年4月1日からは問題のあった報道ステーションにフィールドキャスターとして採用されております。
2010年にテレビ朝日に入社した後、2012年にはテレビ朝日の新日本プロレスの中継番組「ワールドプロレスリング」が企画した祝勝会に森葉子アナも参加し、これをきっかけに親日の絶対的エースでイケメンプロレスラーとして名高いオカダ・カズチカさんと知り合い、2013年より本格的な交際をスタートさせたことでも知られております。
しかしながら、残念なことに2人は2018年に破局を迎えております。
ちなみに、森葉子アナは茨城大学の教育学部を出ているという事で、小・中・高等学校の教員免許を取得しているのだそうです。
森葉子アナは、2019年4月1日から報道ステーションのフィールドキャスターに起用されたばかりであり、桐永洋さんはその番組においてチーフプロデューサーでありますからもっとも権力者を持っているという関係性になります。
森葉子アナはものすごい気がきく性格であるため、桐永洋さんが誕生日を迎えた際にプレゼントとして1000円程の焼き菓子をプレゼントしたのだそうです。
桐永洋さんこの行為がものすごく嬉しかったらしく、お返しという形で森葉子アナを食事に誘ったと言います。
LINEで飲みに行くように誘われておりましたが、森葉子アナはそれをやんわりと断り続けた結「5月3日24時に麻布十番のお店を予約しました」という極めて気持ちの悪いメッセージがLINEで届いたと言います。
さすがに断れなくなった森葉子アナは、他に誰かいるものだと思い、しぶしぶ予約された麻布十番の居酒屋に足を運んだのだそうですが、そこにはなんと桐永洋さんしかおらず、2人きりで食事をすることになったのだと言います。
森葉子アナはお酒が強いのだそうで、この食事会では泥酔することはなく、お開きとなったのだそうです。
麻布十番から歩いて帰ろうという森葉子アナに対して桐永洋さんはタクシーで送っていくと執拗にせまり、2人はタクシーで帰ることとなります。
酔っているから送っていくという主張を曲げない桐永洋さんは、森葉子アナの自宅に着くやいなや「送っていく」と言って自らもタクシーから降りたのです。
もちろん、「送って頂かなくて大丈夫です」という事を森葉子アナは桐永洋さんに話したそうですが、聞き入れてもらえず、なんとマンションのエレベーターまで押しかけてきたという事です。
なぜエレベーターまで着いて来るのか分からない森葉子アナは、帰ってくださいと懇願をしたところ、突然桐永洋さんに抱きつかれ、キスをされたのだそうです。
もちろん、抵抗はしたものの相手は報ステのチーフプロデューサーであり最高責任者という立場でありますから、逆らうことができずに、全然帰らなかったのだそうです。
しばらくして「また飲もうね」という言葉を残してその場を後にした桐永洋さんは、その後も執拗にLINEで森葉子アナを誘い続けていたのだということです。
桐永洋さんのセクハラが酷いという声は以前からよく出ていたそうです。被害者は女性スタッフ、女性記者、学生バイトの女性、女子アナと10数人にも及ぶそうです。また、森葉子アナ以外にも女性スタッフ10人ほどが同様の被害を訴えているそうです。
10人もの女性スタッフに権力を振りかざしてキスなどのセクハラ行為をするのは許されませんし、無理やりキスを迫るというのは強制わいせつに問われますので、れっきとした刑事罰でありますし、しっかりと糾弾されるべきであるでしょう。
桐永洋さんは3日の謹慎処分という極めて甘い対応でありますが、基本的に懲戒解雇という対応がふさわしいため、テレビ朝日は身内に非常に甘いという印象を世間に与えてしまったのではないでしょうか?