麒麟といえばお笑い好きの人なら誰もが知っている実力派芸人ですが、麒麟の川島の持ち味と言えば声です。麒麟の川島の声は、個性的で一度聞いたら忘れられない独特の響きを持っています。そして、この特徴的な声はネタを披露する時にも生かされています。
ネタとしての面白さもさることながら、この声でセリフを言われると面白さが増します。ネタとの相性が良い場合に生まれるインパクトのある面白さは必見で「ええ声で言おう」は秀逸な仕上がりとなっています。
アニメのキャラクターやプロレスラーのセリフを使用
写真:Gooブログ
麒麟の川島が自身の声の良さを活かした「ええ声で言おう」は、アニメのキャラクターやプロレスラーなどさまざまな人のセリフを言っていく形で構成されているお笑いネタです。どれもセリフ選びが良く、飽きずに見ていられるのが特徴です。次は一体誰が対象となるのだろうとワクワクしながら見られるのもこのネタの面白いところです。
アニメのキャラクターでこのネタに使われたのはドラえもんです。ジャイアンの音痴について話をされた時にドラえもんが言ったセリフを麒麟の川島があの声で言うわけですが、この声になった途端思わず笑ってしまう面白さが生まれます。
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写真:ameblo.point 60 | jppoint 62 | 1
ドラえもんのセリフ自体は、特に声を上げて笑うほど面白いものではありませんが、麒麟の川島の声で言うことでドラえもんがこんな風に言うところを想像してしまい面白くなってくるのです。このセリフに着目したあたりは、さすが実力派といったところです。
麒麟の川島はこのネタの中で、アニメのキャラクターだけでなく実在する人間も選んでいます。それがプロレスラーで、こちらもまずは選び方がうまいです。
個性的なプロレスラーを選び、その選手が言ったセリフを麒麟の川島が口にするのですが、こちらはもともとのセリフ自体に面白さがあることでドラえもんの時とは違った面白さが生まれています。point 340 | 1
俳句が登場しつつ相方まで登場する個性が面白い
写真:Naverまとめ
麒麟の川島が「ええ声で言おう」の中で披露したネタの中には、ペットボトルのお茶のラベルに載っている俳句という変わった物もあります。こちらも俳句の内容自体が個性的でシュールな面白さがあるため、独特の声で言うことで相乗効果が生まれて笑いが起きます。ペットボトルのお茶の俳句までチェックしているあたりはさすが芸人で、目のつけどころの勝利と言えます。
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写真:YGにゅーす – FC2 point 70 | 1
このネタは、すべてアニメキャラクターやプロレスラーで構成しても独特の統一感が出て面白いでしょうが、色々な人の言葉が対象となっていることで、バラエティに富んだ内容となっています。これだけ種類があると次に何が出てくるのか読めないですし、幅広い年齢層が楽しめますから構成としてもお見事と言えます。
ちなみに、お笑い芸人のネタというのはラストをどう締めくくるかが重要になってくるものですが「ええ声で言おう」では、相方である田村の話を持ってきて締めくくっています。
自分が田村としたやり取りを紹介しつつ、あの声で締めるわけですが流れるようなテンポの良さが見ていて気持ち良いです。
田村のモノマネを入れているところも見どころで、しっかりと田村の個性・面白さが入っていて相方ならではの仕上がりの良さになっています。ラストに持ってくるにはちょうど良い人物でしょう。point 441 | 1
まとめ
写真:ORICON NEWS
麒麟の川島の「ええ声で言おう」は、声の良さをどのように使えば大きな笑いが起きるかということがしっかりと理解されて作られています。そのため完成度の高いネタになっています。
面白い作品というのは、繰り返し見たくなったり新作を見たくなるものですが、麒麟の川島のこのネタに関してもそういったことが当てはまります。他のセリフもこの声で聞いてみたいと思わせてくれます。こういった意味でも、良い刺激を与えてくれる面白い作品と言えます。