大河ドラマ「麒麟がくる」の雲行きが怪しくなってきました。
初回こそ平均視聴率19.
1%と、20%に迫る勢いで、「大河復活か」と話題になりましたが、第2回17.9%、第3回16.
NHKも危機を察したのか、9日の第4回放送前の15時台から約3時間、3回分を再放送するという異例の編成で、視聴者をなんとか呼び戻そうとしました。それもむなしく第4回は13.
5%と大きく下がってしまいました。
このままでは「いだてん」の悪夢再びか…なぜわずか4回にして視聴者が離れていってしまったのでしょうか。
「いだてん」では挫折した視聴者が戻り、沢尻エリカさん降板で注目されたところまではいいのですが。
「『衣装がカラフル過ぎて目がチカチカする』という話があります。4K放送スタートということで、あえてカラフルにしたのでしょうが、お年寄りには不評なようです。それで同時間帯の『ポツンと一軒家』に戻ってしまったのでは。『麒麟』の初回時の『ポツン』は16.
1%ですが、3回と4回時は18.
8%、17. 5%と勝ちました。」と、テレビウオッチャーは語ります。ナレーションも無味乾燥で印象が残らないと評判がよくないようです。ナレーションは、役者として登場する訳ではないですが、大河ドラマといえばこのナレーションが重要な役割を果たします。それがなんと市川海老蔵さん!意外と知らない人が多いようです。歌舞伎役者だけあって、深い語りをされるのだろうな…という期待も多かったようですが、「お~い、お茶」のCMの声のほうが張りがあって、よっぽどマシです。
これが大河ドラマ出演4回目となる市川海老蔵さん。2017年の大河ドラマ「おんな城主直虎」で織田信長役を演じ、迫力があり、好評でした。
ナレーションは担当することが発表されたとき、市川海老蔵さんはこのようにコメントしていました。
「2020年はオリンピックの年であり、私事ではありますが襲名の年でもあります。そのような節目の年にこのような大役をいただき、大変光栄に思っております。魅力的な作品作りの一助となるよう、精一杯つとめさせていただきます。」
第4回の9日はフジテレビ系で同時間帯に、羽生結弦選手の男子初の「スーパースラム」がかかる「四大陸フィギュアスケート選手権2020男子フリー」もありました。そちらに視聴者を取られたという不運もあるかもしれません。果たして第5回はどうなるのでしょうか!?