ジブリの作品の中でも声優が豪華と言われているのが『ハウルの動く城』。特にハウル役には木村拓哉(キムタク)を起用することで大きな話題になりました。また倍賞千恵子や神木隆之介、大泉洋なども起用し豪華なメンバーが出揃った作品とも言えるでしょう。では、キムタクの声優としての評価はどうだったのでしょうか。実際に俳優や女優が声優をやることに抵抗がある人も多いようです。今回はキムタクの声優としての評価について調べてみました。
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◼︎賛否両論の意見が出るのは当然と言えば当然
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キムタク演じるハウルの声に関しては、ジブリ作品を愛している人からどのように評価されているのでしょうか。インターネット上でよく見かけるのは俳優が声優を行うと下手になると言われることがありますが、実際のところはどうなのでしょう。有名芸能人を起用することで話題性が先行してしまい、声優としての実力を無視してしまう傾向があるのも事実です。声優ファンにとっては、他分野の人が演じることに抵抗があるのかもしれません。
しかし一方で、「ハウルの声はキムタクで良かった」という声もあります。キムタクの自然な演技に好感が持てる人も多くいるようですし、役柄のキャラクターに合っているという声も多く見掛けました。ただ、その他の配役に対して不満を抱いている人もいるようです。倍賞千恵子が演じたソフィーの声が苦手という人も多く、若い時の声は違う人を起用するべきだったとも評価されています。
『ハウルの動く城』自体がジブリ作品の中でも好き嫌いが分かれる作品とも言えますので、キムタクの起用に関しても賛否両論と言ったところです。ただ、ハウルの雰囲気によく合っていたとの評価が多いのも事実です。ドラマの中でのキムタクとは違った声色だったり、雰囲気で「最初誰の声かわからなかった」という人もいます。それぐらい馴染んでいたと言えるのではないでしょうか。
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◼︎ジブリ作品の中でもイケメンの一人
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キムタクと言えば、すでに解散してしまいましたがSMAPのメンバーの一人でした。メンバーの中でもイケメンとして扱われ、ドラマにも引っ張りだこの俳優です。そして、このハウルもジブリ作品の中でもイケメンの部類です。その点から見ても配役にぴったりなのがキムタクだったのではないでしょうか。
またこの作品の中に登場するキャラクターとして「荒地の魔女」を美輪明宏が演じ、その存在感には圧倒されっぱなしです。ジブリ作品に度々出演している美輪明宏の声はもはや欠かすことができない声とも言えるでしょう。また、火の悪魔カルシファーには特徴的な声の我修院達也が演じました。幼い弟子少年マルクを当時11歳だった神木隆之介が演じたことでも注目されていました。今や人気俳優として活躍しています。
『ハウルの動く城』の声優陣の中でも、倍賞千恵子が演じたソフィーに対して評価が辛口ではあるものの、俳優や女優が声優をやることに対して抵抗がない人も多くいることがわかりました。今や声優はファンも多く活動の幅も広くなっていますが、この作品が公開された当時は今のような活躍をしていない時代でしたから、キムタクや豪華俳優陣を起用することで話題性を作りたかったのでしょう。キムタクファンやジブリファンだけではなく、幅広い人達に愛された作品になっていることを考えると、キムタクの起用は間違いじゃなかったのではないでしょうか。
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◼︎まとめ
本業の声優たちを起用するべきという声も聞こえてきそうですが、演じるという意味合いで言えば俳優も女優も同じです。当時人気アイドルだったキムタクを起用したことに対しては思いのほか高評価であることがわかりました。声とキャラクターが合致していれば女優であろうと俳優であろうとあまり関係がないようです。『ハウルの動く城』は2004年の公開から今年で13年。またまだ根強いファンが多い作品ですので、ぜひ声に注目して観てみてください。