赤ちゃんゾウ捕獲して、世界の動物園に売却!?
赤ちゃんゾウが動物園に売られる過程をとらえた動画が公開され、人々が怒りをあらわにしています。
今月3日(現地時刻)にイギリスのある日刊紙は、乳離れもしていない赤ちゃんゾウを紐でぐるぐると結び、足で蹴飛ばしながら残酷にも捕獲している男たちの動画を公開しました。
公開された動画には大きく響き渡るヘリコプターの音と慌ただしく動き回る男たちの姿が収められており、見る人の興味をそそっています。
動画を進めると、鎮静剤を打たれて倒れてしまったのか全く動かずに横たわっている赤ちゃんゾウを紐でぐるぐると結ぶ男たちの姿があります。
その後ろには赤ちゃんゾウを運搬するであろう大きなコンテナを運転する男も見えます。
何よりも衝撃的なのは男たちが、麻酔から覚めたばかりの赤ちゃんゾウがフラフラと暴れると頭を足で蹴飛ばし、手でたたいたり、鼻やしっぽを引っ張っている場面です。
何もわからないまま家族や友だちと引きはがされ虐待される赤ちゃんゾウはただ鳴くことしかできないように見えます。
メディアはこの動画を匿名の消息通から受け取ったと明らかにし、「今年の8月8日にジンバブエのワンゲ国立公園にて密かに行われたこと」だと説明しています。
さらに「この日、合計14匹の赤ちゃんゾウが捕獲された」とし「目標は30~40匹であったがヘリコプターの故障で計画通りにいかなかった」と伝えました。
そして「これらは全てジンバブエ公園や野生動物を管理するZimparksの管理者たちが密かに遂行している作戦」であるとし’捕獲されたゾウ達は全世界の動物園に売られる予定で、ほとんどが中国に行く’と話しています。
ゾウの専門家であるジョイス・プール(Joyce Poole)さんは’動画と共に公開された写真を見ると赤ちゃんゾウが一か所に集まっているのが分かる’とし’これは極度の不安や恐怖を感じた際に見られる行動だ’と説明しています。
そして’野生ではゾウは生まれてから4~5歳になるまでは、母親の母乳を飲んで育つ’と話し、’動画に写っている赤ちゃんゾウはまだ乳離れしていない、非常に残念な現実だ’と悲しみを表しました。
人間の都合で家族から引きはがされる可哀そうな赤ちゃんゾウ。
このような秘密にされてきた事実が世界に広まり、動物虐待が早くなくなってほしいと願うばかりです。