愛知県は2日、保健所に勤務する課長級の女性職員が複数の部下にパワハラをして精神疾患を負わせたとして、先月29日付で減給10分の1の懲戒処分にしたと発表しました。
女性職員からパワハラを受けたと訴えた職員はあわせて6人で、そのうち1人は退職、2人は精神疾患と診断を受けました。
女性職員は1月から5月にかけて、部下である50代の男性職員2人に対し、「さっさとくたばれ!」と言いながら机を蹴り上げたり、業務説明をしようとすると「今日は無理です。明日も嫌です。私は忙しいの!」と言ってゴミ箱を踏みつぶし、決済文書を放り投げたりするなど、威圧的な言葉や態度をとったということです。
さらに、退職した職員について女性職員は所内会議で「逃亡しました」と報告したそうです。
県人事課監察室は、部下の職員から相談を受け、事情を聞こうと女性職員を6月から7月にかけて電話やメールで愛知県庁に来るよう呼びかけましたが、全て断られたそうです。
また、女性職員は先月中旬から約2カ月の有給休暇を取っており、連絡が取れない状態だということです。