高良健吾の魅力を最も表しているのはあの「目」です。相手の心をつかんで離さない鋭い「目」はほかの誰にも出せない魅力です。あの「目」を一目見たならほとんどの人が高良健吾の存在を意識するようになります。ですが、「一目」見てもらうにはきっかけが必要です。どんなスターであっても最初は新人ですので最初から多くの人に見てもらうことはできません。ですから大切なことは多くの人が見る媒体に出演することです。多くの人の目に触れる機会さえあったなら高良健吾は間違いなく存在感を発揮します。
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俳優としての場には映画やドラマなどいろいろな媒体がありますが、これらの中で最もポピュラーなのはやはりテレビドラマです。「スター」というカテゴリーがあるとしたならテレビドラマよりも映画のほうが相応しいでしょう。こうしたイメージがあるのはかつてはテレビよりも映画が庶民の華だったことが関係しています。ですから、「映画スター」という言葉はありますが、「テレビスター」という言葉はありません。スターは映画が相応しい呼称です。point 275 | 1
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それはともかく今の時代に世の中に知られるきっかけになるのはテレビです。高良健吾という名前を知ってもらうためにもテレビドラマが重要な意味を持ってきます。その意味で言いますと最初のきっかけとなるテレビドラマは仲間由紀恵さんが主人公を務めた「ごくせんの第2シリーズ」です。
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このドラマは視聴率が高くマスコミの注目度も高かったのでその番組に出演したのは大きなチャンスとなりました。しかし、この番組は視聴者層が若者である点が特徴です。もちろん俳優という職業は若い人に知ってもらうことは大きなメリットですが、芸能界という世界を俯瞰するなら若者だけの認知では物足りないものがあります。
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もっと広い世代の人に認知してもらうという意味でいうならやはりNHKの朝ドラの右に出る番組はありません。全国的に放送されていますので認知度の桁が違います。その意味で言いますと、高良健吾を全国区にしたのは連続テレビ小説「おひさま」です。このドラマで主人公の夫の役を演じています。物語の中で戦地から戻ってきた場面で一番最初にアップになった顔は高良さんの魅力を最大限に発揮させていました。高良さんの顔がアップに耐えられることを証明していた場面です。point 283 | 1
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その後の活躍は多くの人の知っているところですが、最近で最も高良さんの魅力を最大に発揮していたテレビドラマは「いつかこの恋を思い出したら泣いてしまうかもしれない」です。有村さんとともに主人公を務めていましたが、純朴な青年役を見事に演じていました。高良健吾という俳優の演技力を見せつけていたドラマと言えます。