インドネシア・クアラルンプールで12日開催の国際大会『マレーシア・マスターズ』で見事優勝を果たし、
年明けから好調ぶりを見せたバドミントン男子シングルス日本代表選手で、世界ランキング1位の桃田賢斗選手（25）が、現地で交通事故に遭い、病院に搬送されたことが明らかになりました。
『日本バドミントン協会』が発表した説明によりますと、
同日早朝に桃田らの乗ったバンがトラックの後部に衝突。
その衝撃で運転席、助手席の１列目は完全に潰れており、運転手が死亡したことが分かっているといいます。
この車には桃田賢斗選手、日本の女子バドミントン選手、イギリスの選手など4人の選手、他に平山優サポートコーチ、森本哲史トレーナーも同乗しておりそのまま病院に搬送されています。
交通事故は首都クアラルンプール近郊の都市プトラジャヤを結ぶ高速道路で発生したそうで、
移動のために空港に向かう途中に、桃田賢斗選手等を乗せた車が前方のタンクローリーに衝突。
桃田選手は眉間部などを裂傷し、流血。現地報道では鼻骨骨折と報じられていましたが、
現状で骨折の診断は出ていないといいます。
現状では桃田選手は会話もでき、自力歩行も可能だと発表されています。
桃田賢斗選手は12日の『マレーシア・マスターズ』で優勝し、
14日からインドネシア・ジャカルタで開催される『インドネシアマスターズ』に出場する予定でした。
現地メディアは桃田賢斗選手の容体について、精密検査を受けた結果として脳などに異常はなかったとしたうえで、「軽傷を負ったが、安定した状態にある」と報じています。
この報道を受け、ネット上ではこんなコメントが寄せられています。
「亡くなった運転手には申し訳ないが桃田選手が助手席に座って無くて良かった。あの状況では最前席に生存出来る空間は無い。今、桃田選手は輝いている時だからバトミントン以外で彼の努力を奪うことは絶対に有ってならない。」
「運転手が死亡するくらいの事故。
桃田君が一列目に座っていたらもしかしたら五輪も危うかったかもしれない。
この程度の怪我なら3カ月位で治るかもしれないがこの3カ月は選手にとっては大きすぎる。」
「ニュース速報で軽傷とあったけど、これで軽傷といえるのだろうか？
運転手が亡くなられているような事故なのでかなりの事故だったのと想像つくけど、桃田選手の今後の活動に大きな影響が出ないことを祈るばかり
リオの五輪で出場出来ず、また東京五輪の直前にこのような事故に巻き込まれるって不運としか言いようがない。」
などのコメントが寄せられていました。
東京五輪を目前に控える中で、まさかこのようなトラブルが発生するとは思いもしませんでしたね。
運転手は亡くなられているので、それだけ大きな事故だったのでしょう。命に別条がなかっただけでも、不幸中の幸いだと思います。
どうか、いち早く完治することを祈っています。