2019年3月末に現役引退を表明した米大リーグ・マリナーズのイチローさん(45歳)
4月4日、政府関係者への取材を通して、授与する方向で検討していた「国民栄誉賞」を3度目、辞退すると伝えていたこと分かりました。
イチローさんから代理人を通して、「人生の幕を下ろしたときにいただけるよう励みます」とのコメントが政府に寄せられていたことが分かりました。
これまでに政府では小泉内閣時代の2001、04年の2度に渡って、国民栄誉賞を打診していたが、イチローさんは「野球生活を終わった時に、もしいただけるのであれば、大変ありがたい」と固辞してきました。
4月5日、元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(70歳)がツイッターを更新し、イチローさんが国民栄誉賞を辞退すると報道されたことを受けて、「正解」と評し、「国民栄誉賞は廃止すべき」との持論を展開しました。
「イチローが国民栄誉賞を辞退。正解だと思う。私は、もうこの賞は廃止したほうがよいという持論である」
イチローが国民栄誉賞を辞退。正解だと思う。私は、もうこの賞は廃止したほうがよいという持論である。理由は、このiRONNAに寄稿した私の意見を読んでほしい。権力が利用したがる国民栄誉賞などなくても、イチローは世界のスーパースターである。https://t.co/gUZ9H4xb3q
ADVERTISEMENT — 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) April 5, 2019
舛添は過去に他媒体に寄稿した記事を添付し、「大衆のフィーバーの度合い次第で対象者が決められている」、「それに政治家が便乗するのはポピュリズム(大衆迎合主義)以外の何ものでもない」と批判していました。
また、その具体例として、五輪連覇を理由にフィギュアスケートの羽生結弦が選ばれた一方、「柔道の野村忠宏、水泳の北島康介、体操の内村航平が選ばれない不公平」を挙げていました。
舛添氏は「権力が利用したがる国民栄誉賞などなくても、イチローは世界のスーパースターである」と、その“ブレない”姿勢を称えていました!
ネットでは…
「ほぼ国技の柔道で3連覇の野村が選ばれない理由を聞かせて欲しい!!吉田沙保里も凄いけど、男子柔道の競技人口とか考えれば全然比較にならないくらい凄いのに!マジで理由を言えよ。選ばない理由を!!」
「舛添は嫌いだけど、この意見は賛成だね。柔道の野村もそうだけど個人的には内村でなく羽生が受賞したのは謎過ぎる。」
「廃止すべきかどうかはともかくキチンとした基準を設けるべき」