近年、30代になってからブレイクする俳優が増え、さまざまな人物にスポットライトが当たっていますが、その中の一人に田中圭が含まれています。
田中圭について
2000年から俳優としての活動を始め、バラエティー番組にも出演し、その穏やかな雰囲気から注目を集めるようになりました。
テレビドラマの出演作品は非常に多く、作品を通してすべてに出演しているものから、作品の中で単発で出演したものまで合わせると、その出演作品は優に100を超えます。
近年はドラマや映画で、話題作と呼ばれる作品に多く出演しており、主役ではないものの、主役と絡む重要な役どころを演じるなど、存在感あふれる演技は定評があります。
これだけの作品に呼ばれることからも、その演技力は確かなものがあり、また、スポット的に登場するという難しい状況において、しっかりと力を発揮する俳優であることがわかります。
NHKの朝の連続テレビ小説「おひさま」で主人公の兄を演じたり、大河ドラマ「軍師官兵衛」では石田三成を演じるなど、さまざまな役柄を演じ切る確かな演技力が持ち味を生かし、徐々にお茶の間での知名度を高めていきました。
また、若い世代においては、作家・有川浩原作の映画「図書館戦争」において、物語の主人公である笠原郁が想いを寄せる鬼教官、堂上篤のバディであり、親友でもある小牧幹久を演じています。
さらに、映画「図書館戦争」と、その最終作品となる「図書館戦争 THE LAST MISSION」の間の物語である「図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ」では、小牧幹久が物語のキーパーソンとなっているため、登場シーンも非常に多くなっており、印象に残る演技を見ることができます。
いつもにこやかでありながら、強い意志を秘めた小牧幹久を演じるには、うってつけのキャスティングだったと言えるでしょう。
田中圭という名前は本名で、裏返しにしても同じように読めるのは、母親の裏表のない子に育ってほしいという思いから名づけられました。
ブレイクしている30代俳優の一人に名前が挙がってきている
そんな彼は、役柄の中で実に幅広い人間を演じることから、近年、ブレイクしている30代俳優の一人に名前が挙がってきています。
そのため、「恋がへたでも生きてます」では、ヒロインの相手役のカリスマ上司を演じて存在感を発揮している他、深夜枠で放送されるドラマでは主役を務めるなど、じわじわとその存在感を高めてきています。
依然として、ドラマのなかの一話だけに登場するということも多いので、同時に複数の作品に出演し、役柄を演じ分けることも珍しくありません。
ドラマに映画、舞台と俳優としてお芝居の仕事をする一方で、バラエティー番組も敬遠せずに出演し、素顔を見せるおおらかなところが、新たなファンを作っている要因でもあります。
さらに、魅力的な声を生かしてラジオドラマにも出演するなど、仕事のフィールドを限定することなく、さまざまな方面で活躍しているのが特徴です。
これからが期待!
人気の上昇とともにコマーシャル契約も多くなっており、テレビで田中圭の姿をしばしば目撃します。
また、アーティストのPV出演も行っていて、どこで彼の姿を目にすることができるか、楽しみな俳優でもあります。
私生活では共演をきっかけに女優のさくらと結婚し、二人の女の子を持つ父親です。
しかしながら、役柄においては、比較的童顔ということもあって、まだまだ恋愛ドラマで女性の心をときめかせる役柄が演じられそうです。
その一方で、シリアスな演技もできるという強みを持っている田中圭は、今後、大注目の30代俳優になっていくことでしょう。
178cmという長身を生かしたスタイルの良さと甘いマスクで、多くの女性の心を鷲掴みにする演技を期待している人も多いと思われます