「使者」がなかなか決まらない?
さまざまな障壁があることがささやかれている 眞子さまと小室圭さんの結婚。その障壁の一つとなっているのが結納をする際に必要となる「使者」の存在だそうです。どうやら小室家側の「使者」がなかなか決まらないらしいのですが…
「使者」は、一般の結納にあたる「納采の儀」の際に、男性側の家族を代表して宮家を訪問し、納采の旨を伝えて結納品を進呈したり、結婚式の当日に新婦をお迎えに上がるなどの役割を果たします。
「ふさわしい人物が、皇室典範などで定められているわけではありません。ただ、そうした前例を見る限り、一族を代表するにふさわしい、一定の社会的立場を持つ人物が務めることが多いようです。
皇室側にとっては、一族の代表である使者が出ることで、相手側の家柄や経済力を把握しつつ、それを国民にも公にすることにもなるのでしょう。もし小室さんが眞子さまと結納をするのであれば、皇室記者の間では、父親の弟にあたる叔父が “第一候補”ではないかといわれてきました」(皇室ジャーナリスト)
一昨年、高円宮家の三女である絢子さんが結婚する際には、夫になる守谷慧さんの親戚で、元国立国際医療研究センター病院長の男性がその役割を担ったそうです。
地元で知られた大地主だった祖父
すでに報道されている通り、小室さんの父・敏勝さんは、2002年3月、小室さんが10才の時に、38才という若さで亡くなっています。
「敏勝さんは横浜市役所に勤務する、勤勉で寡黙な方で、都市整備事業を担当していました。当時、佳代さんの実家の生活も敏勝さんが支えていたようで、バイオリンなどの圭くんの教育費も加わり、経済的に厳しくなったそうです。敏勝さんは体調を崩し実家で療養するようになったのですが、ある日、自ら命を絶ったのです。東京西部に佳代さんの実家と一緒に暮らすための二世帯住宅建築を計画中だったので、親しい人はその自死が信じられなかったそうです。
圭さんの祖父は、息子を失ったことに憔悴しきってしまった。食事が喉を通らなくなり、息子の死から1週間後、葬儀が一通り済んだところで祖父も自死したと聞いています」(小室家の知人)
小室さんの祖父は、神奈川の地元でも知られた大地主の三男だった。小室本家からは分家に当たるものの、県内の住宅地に土地を所有していたと言われています。
孫として遺産を相続する権利を交渉?
「圭さんの祖母のもとへ『佳代さんの代理人』を名乗る男性から、連絡が入りました。“祖父が亡くなったのなら、本来は父親がその遺産を相続するはずだが、すでに父親も他界している。ならば、孫である圭に遺産を相続する権利があるから交渉したい”というものだったそうです。
相続に関する話し合いは、祖母と敏勝さんの弟(圭さんの叔父)、そして佳代さんの代理人男性の3人によって進められ、圭さんが相当額の現金を相続することになったそうです。気丈で明るかった祖母も、夫と息子の死から約1年後、自ら命を絶ったと聞いています」(前出・小室家の知人)
それから時が過ぎ、小室さんと眞子さまの婚約内定が発表されたのは2017年5月。
「小室さんは1度だけ、遠い親戚である小室本家関係者の集まりに姿を見せ、結婚の話をしていました。しかし、その後は一切音沙汰がありません。一昨年は、敏勝さんの十七回忌にあたりましたが、法要も行っていないようです」(小室家の親族の1人)
「交流がない」を繰り返す「使者」 “第一候補”
小室さんの自宅マンションからそう遠くない神奈川県内に、その鍵を握る人物が住んでいます。敏勝さんの弟であり、小室さんにとっては、使者の有力候補である叔父に当たる人物です。
「お話しすることはないんです。もうずっと前から(小室さんと佳代さんとは)交流がまったくありませんし、お会いすることもないんです」 小室さんの結婚について話を聞こうとすると、困惑した様子でこう答えたそうです。
叔父は、前述の小室本家での親族の集まりにもおらず、小室さんの父が亡くなって以来、母子とはまったくの断絶関係にあるようで、「交流がない」を繰り返すのみでした。
結婚を進めるのであれば、皇室の結婚儀式のプロセスは無視できるものではないでしょう。
時代にそぐわないとしても その過程では「家と家の関係」がクローズアップされるのは避けられないことを考えると、眞子さまにとって、小室家の断絶事情も、少なからず 今後の結婚への 障害になるといえそうです。