元プロ野球選手で、タレントの長嶋一茂さんが26日、レギュラーを務めるテレビ朝日系「ザワつく!金曜日」に出演。ハワイの有名ステーキ店での「差別」体験を明かしました。
子供から「やめて」と言われること、というテーマでのトークで、長嶋一茂さんは「ウチの娘は外食行った時に俺がいろんな意見するのが嫌みたい。『パパ、黙って食べて』みたいな。」と苦笑いしながら、2、3年前、ハワイの有名ステーキハウスを訪れた時のことを挙げました。長嶋一茂さんは99年9月、個人事務所のマネジャーだった女性と結婚。04年6月に双子の女児を授かっています。
その店は、長嶋一茂さんによると「ウェイターもウェイトレスも全員白人、お客はほぼ日本人」。そんな中、「たまたま白人の客が俺の隣に座った」。すると「ホスピタリティーが全然違う、完璧に差別、もうあからさまな差別」だったと訴えます。
「白人の客」には「お水はどうですか?」「次何飲みますか?」「焼き加減どうですか?」「おいしいですか?」などとウェイターが気を配っていましたが、自分たちには何も言わなかったそうで、「頭にきた」長嶋一茂さんは、チップを払わずに店を出たといいます。
するとそのウェイターが追いかけてきて「何で(チップが)ないんだ!」と訴えました。長嶋一茂さんは「お前、サービスしてないんだから払わない。」と一歩も引かず。もめそうになっている状況に、娘たちが「パパ、払ってあげて!」と懇願し、ウェイターが謝ったこともあり、そのときは「分かりました」とチップを払いました。ただし、本来なら15%払うところを、10%にしたといいます。
この“騒動”について「そこから本当にホスピタリティーが全部変わった。俺のおかげだ、ってわけじゃないんだけど(笑)、ま、自慢なんだけどね。」と笑顔で話していました。
長嶋一茂さんの行動にネット上では、称賛のコメントが上がっています。
・満足なサービスもしないで、追いかけてまでチップを取ろうとする悪どさ。外国人が日本のサービスに感激して、チップを置いてったら追いかけてお金を返しにきたという話と対極だな。
・とりあえず一茂に説教されて謝ってまでチップもらったウェイターはダサ過ぎるな。
・こういう時は退席時にテーブルのの上に10セント硬貨とか1ドル札をチップとして置いて下さい。チップは忘れていない、払ったぞ、という意思が伝わる様に。あんた達のサービスレベルは最低だという事を無言でもアピールできますでしょう?それでももし追いかけていてチップがないとか言われたら、ちゃんとテーブルの上に置きましたよ、といえばよい。
・ハワイでもアメリカ本土でも日本人旅行者は白人の前ではやたらヘコヘコと卑屈な態度をとるのもよくない。一茂さんのようにアジア人だからと卑屈になる必要もなく毅然とした態度をとる勇気も大切。