沖縄県名護市沖で今月6日、死亡している男性が見つかり、名護海上保安署は7日、男性は人気漫画「遊☆戯☆王」の作者・高橋和希(本名・高橋一雅かずお)さんだったことを明らかにしました。
名護海上保安署によると、6日午前10時半ごろ、マリンレジャー関係者から「死体らしきものが浮いている」と118番を受け、急行した消防隊員が引き上げたそうです。Tシャツに水中マスク、シュノーケル、足ひれを身に着けた状態で、約300メートル沖合にうつぶせで漂流していたといいいます。
その場で身元を示すものはなかったが、高橋さんと連絡がつかないとレンタカー会社から県警に相談があり、レンタカーは、現場から南西に約12キロ離れた恩納村のビーチ近くに止められていたことから、県警などが高橋さんの家族に連絡を取り、沖縄に駆け付けた家族が遺体は高橋さんであると確認をとられたと言います。point 203 | 1
高橋さんは1人で観光に訪れていたそうで、腹部などにサメなど海洋生物のものとみられる損傷が見られたそうです。レジャー関係者は「サメ以外考えられない」と説明し、現在詳しい要因は調査中だと言います。沖縄では最近、川や淡水でも生きられるオオメジロザメの目撃が相次いでいました。
突然の訃報に、世界中のファンに悲しみが広がっています。「遊☆戯☆王」は、ゲームが得意な高校生の主人公が「闇の力」を身に付けて変身し、カードゲームなどで悪人やライバルなど、さまざまな敵を倒すストーリー。出版元の集英社の関係者は「突然のことなので、今後のことは決まっておりません」と説明しました。point 202 | 1
高橋さんは東京都出身で、代表作「遊☆戯☆王」は、1996年から2004年まで週刊少年ジャンプで連載されました。またアニメ化されたほか、派生した対戦型カードゲームが一大ブームになり、世界中で大ヒットしました。
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