音楽グループ「IWiSH」のボーカルだった川嶋あい。代表曲『明日への扉』でデビューするやいなや、「天使の歌声」と絶賛されました。そんな川嶋あいですが、実は衝撃の過去を歩んできたことをご存知でしょうか。現在の活動と併せてご紹介していきます。
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川嶋あいの壮絶な生い立ち
「IWiSH」のボーカルという印象が強く「天使の歌声」と評されたほど透明感のある歌声を持つ川嶋あい。しかし、実は知られざる壮絶な生い立ちがあることをご存知でしょうか。1986年に生まれた川嶋あいですが、実は出産時、実父は行方不明で、母親も産後体調を崩してしまったために、乳児院に預けられてしまいました。その後、母親の体調は回復することなく3歳の時に死別。
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天涯孤独となってしまった川嶋あいは児童養護施設で育ちます。その後は養子として川嶋家に引き取られ、幸せな生活が待っているかと思いきや、10歳のときに養父が逝去、養母も16歳の時に亡くなり、2度の天涯孤独を味わうことになりました。養子として引き取られた頃、人見知りを直すために音楽教室に通っており、演歌歌手を目指し、デビューもしましたがまったく売れずに断念。その後、養母の逝去をきっかけにふたたび歌手を志すようになりました。point 275 | 1
あいのりでブレイク前は路上歌手!
IWish、川嶋あい、と聞くと、ブレイクのきっかけとなった『明日への扉』が思い浮かぶ人も多いでしょう。恋愛バラエティ番組『あいのり』の主題歌に抜擢され、新人ながらオリコン週間チャート1位、年間ランキングでも6位を獲得しています。しかし、栄光の裏には地道な活動があり、ブレイク前の川嶋あいはキーボード弾き語りスタイルで都内にて長く路上ライブを行っていました。
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ミュージシャンを志す際、川嶋あいは目標として「自主制作CD手売り5000枚」「路上ライブ1000回」「渋谷公会堂でのワンマンライブ」の3つを掲げていましたが、結果的にそのすべてを達成しています。地道な活動がそのまま素晴らしい結果に現れたようです。
川嶋あい、現在の活動は?結婚してるの?
そんな川嶋あいですが、現在はオリコンチャートなどで名前を聞くことも少なくなってきました。その理由は、通常のシングルリリースなどの活動を控え、被災地復興支援や発展途上国の児童養護施設や学校建設の支援に力を入れているからです。
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川嶋あいは100校建設を目標としており、復興支援については「売名だと偽善だと思われてもいい。何と思われようがそこでひとりでもはげみに思ってくれる人がいればいい」と公言しています。歌手になるために自分で決めた厳しい目標をクリアしてきた川嶋あい。学校建設支援は大変なことですが、目標の100校建設も川嶋あいなら遠い夢ではないのではないでしょうか。
まとめ
川嶋あいの壮絶な過去と現在の様子についてご紹介してきました。歌手としてテレビなどで見掛けることは少なくなりましたが、複雑な過去があったからこそ、現在は復興支援など、人の役に立つ活動を積極的に行っているのでしょう。支援活動については賛否両論もありますが、川嶋あいの活動によって救われた子どもが大勢いるのも事実。
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「しない善よりする偽善」という言葉もあります。また、川嶋あいは今も独身とのことですが、歌手活動や支援活動が忙しくて結婚を考える暇もないのでしょうか。これからも「天使の歌声」で多くの人の心を癒してくれる歌手になってほしいですね。