3日、ファッション誌の「読者モデル」の先駆けとして知られる小川淳子さんが脳腫瘍のため亡くなったことが分かりました。39歳でした。
葬儀・告別式は近親者中心の家族葬として済ませており、後日「お別れの会」を開く予定だそうです。
神戸市出身の小川さんは神戸女学院大在学中から女性ファッション雑誌「JJ」の読者モデルを務めていました。2000年代初めの「読モブーム」の火付け役となり、時代を先取りした鋭い感性でカリスマ的な人気を集め、同誌で連載も担当。甲南女子大や神戸松蔭女子学院大などの読モとともに流行発信地としての神戸で活躍し、全国に印象づけました。point 217 | 1
大学卒業後は、法律事務所秘書やネイリストを経て、03年に地元神戸で自身が立ち上げたブランド「Chesty(チェスティ)」を運営し株式会社JOC代表を務めていました。07年に同ブランドなどを扱うアパレル会社のJOC(神戸市中央区)を設立。翌年には神戸・旧居留地に店舗を出し、05年には三宮にアンテナショップを開店するなど事業を拡大、昨年にはブランド15周年を迎え経営者としての手腕も発揮していました。他にもクチュール感を活かした“MissAdora”を提案。2児の母親でもあり、子供服“Chestypetite”も手がけていました。point 265 | 1
同サイトは訃報として「弊社代表取締役社長 小島(旧姓:小川)淳子が、09年12月3日(火)に逝去いたしました。ここに生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と発表しています。また、ともに「JJ」で活躍した女優の加藤夏希さんも自身のSNSで「じゅんちゃん 大変だったね、辛かったね」などと追悼のコメントを発表。point 228 | 1
夫で同社副社長・小島裕介氏は次のようにコメントしています….
「Chestyのプロデューサー、そして妻の小川淳子は家族とともに懸命に病と闘って参りましたが、誠に残念ながら永眠しました。いつも、お客様、お仕事の関係者、家族に心配りをし、クリエイティブな発想で周りの人を喜ばせる、とても明るく優しい人柄でした」「ファッションへの影響力や、幼い子供の成長を考えると、これからもたくさんできることがあり、悔やんでも悔やみきれません。ただ、皆様や家族に愛され、たくさんの素晴らしい仕事に恵まれ、充実した時間を送ったと思います」point 321 | 1
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今後も小川さんが遺した「幸せをお届けする」を忘れずに「Chesty」を昇華させていくといいます。39歳という若さでまだ幼い子供もいるというのに本当に残念でなりません…。ご冥福をお祈りいたします。