芸能界には数々のおしどり夫婦がいますが、その中でも特にラブラブっぷりが知られているのが唐沢寿明さんと山口智子さん夫婦です。1995年に結婚してから20年以上も仲良く暮らし、不倫や破局危機の報道もほとんど聞かれません。二人が一緒にメディアに登場したり共演するということはありませんが、雑誌のインタビューなどからはお互いへの想いがひしひしと伝わってきます。
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二人が出会ったのは、1988年に放送された連続ドラマでの共演がきっかけです。互いの第一印象は特別良かったわけでもなく、唐沢さんは山口さんのことを背の高いデカイ女、山口さんは唐沢さんのことを顔の小さい男だという程度にしか感じなかったそうです。収録している間によく会話を交わすようになり、仕事のなら身を相談しているうちに少しずつ仲良くなっていきました。もちろん当時既に大人気だった二人なので、交際に発展した際にも周囲にはヒミツです。しかし、思いもよらぬところから二人の交際が発覚することになってしまいました。
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ある日、自宅でくつろいでいた山口智子さんの元に宅配便業者がやってきます。荷物が来たと思い込んで玄関を開けた山口智子さんでしたが、そこにいたのは宅配便業者ではなく不審な二人の男でした。驚いた山口さんはドアを閉めようとしますが、男たちは無理やり中に入ってこようとします。後から分かったことですが、その時男たちは手錠やガムテープなどを持参していました。それらを使って山口さんをどうするつもりだったのか、想像するだけでも恐ろしいですよね。絶体絶命かと思われたその時、部屋の中から一人の男性が飛び出してきました。そう、それこそがお部屋デートを楽しんでいた唐沢寿明さんだったのです。まさか部屋に男性がいるとは思っていなかったのか、不審者たちが逃げ出していったために山口さんは難を逃れることができました。唐沢さんが部屋に来ていなかったらどうなっていたのか、正に命の恩人です。偶然とはいえ、恋人のピンチにさっそうと現れて助けるという、女性なら誰もが憧れてしまう状況が現実に起こっていたのです。そんな危機を共に体験した二人だからこそ、現在までずっと仲睦まじく暮らせているのでしょう。
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ちなみに、事件は警察沙汰になってしまったため、部屋に男性がいたということが世間に知られてしまいました。当時のワイドショーは山口さんの部屋にいたのは誰なのかという話題で持ちきりで、山口さんはマネージャーだと言って何とかごまかそうとしていました。しかしテレビ局に取材を受け、唐沢さんの写真を見せられたマンションの管理人が、あっさりとこの人ですよと暴露してしまったのです。これで二人の恋人関係は決定的となったのですが、ピンチを救ったという劇的な事情もあって好意的に世間に受け入れられました。まさに結果オーライといった感じですね。
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そんなこともあり、二人は今でもラブラブっぷりを隠すことなく堂々と惚気ることが多いです。山口さんがドラマに出演する際には唐沢寿明さんが収録現場に毎回欠かさず差し入れをしたり、ドッキリ番組に出演した際に一番の宝物を聞かれると山口智子だと答えたりしています。一方の山口智子さんも、取材などでは常に自分が世界で一番の幸せ者だと感じていると言っています。
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具体的にどういった瞬間が幸せかと聞かれると、大好きな人と毎日ご飯が食べられる時と答えたり、願い事が叶うとしたら何が良いかという質問には、亡くなるなら唐沢寿明さんと同じ瞬間に亡くなりたいと答えるほどです。こんなにお互いがお互いを大好きでいられるのは、芸能人に限らず本当に羨ましく微笑ましいものですよね。不倫や喧嘩ばっかりしている夫婦は、ぜひ見習ってもらいたいものです。