産経ニュースによると、東京歌舞伎町の乱闘事件は同じく住吉会系の２次団体の組と３次団体の組の対立の中で勃発したと伝えられました。
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組織の均衡を揺るがす３次団体の組の急成長の原動力となっているのは数々の著名事件でその名が登場した準暴力団「関東連合」の出身者の流入です。
治安悪化への不安が高まっていく一方、警視庁は集中的な対策を急いでいることが分かりました。
写真：辛口ニュース速報
準暴力団について警察庁は暴力団と同じ程度の明確な組織性はないが、構成メンバーが集団で常習的に暴力的な不法行為を行うグループだと定義しています。
関係者によれば、３次団体の組は乱闘事件が発生する前から他の団体との衝突を繰り返していたそうです。
そして、今回トラブルとなった２次団体の組は上部団体に当たるが、「３次団体の組が勢いに乗り、組員同士のいさかいが絶えなかった」（暴力団関係者）とのことが分かりました。
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関東連合とは都内を縄張りにしていた暴走族であって、元メンバーたちが会社経営、金融商品、そして不動産取引などで多額の収益を上げていました。
平成22年11月、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが暴行された事件や24年9月に東京の六本木のクラブでの襲撃事件にも元メンバーたちが関与していたことで世間を騒がせました。
３次団体の組に入った同連合の元メンバーたちは飲食店経営などの「表」のビジネスに加え、振り込め詐欺などでも力を発揮して大きな収益を上げていきながら同組の勢力拡大を後押ししているそうです。
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今年から警視庁は同組の台頭による抗争の勃発などを警戒し、同組関係者を相次いで摘発しました。今年の3月には会社役員男性から現金100万円などを脅し取った恐喝容疑で同組員の男を逮捕し、男は関東連合の元幹部であってアダルトビデオ監督として活動していたそうです。
写真：YouTube
組員に転身した元メンバーが表社会で活動する他の元メンバーたちと構築したネットワークで豊富な資金を得ている疑いもあると、警視庁は警戒を強めているところです。