倉木麻衣さんは日本で活躍している歌手です。1999年にデビューして、第1シングルである『Love day after tomorrow』が140万枚を売り上げる大ヒットとなりました。
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この時プロモーションのためのメディア出演はなく、タイアップもしていなかったため大きく話題を呼びました。最高のデビューとなるはずでしたが、ここで事件が起こります。それが「宇多田ヒカルパクリ事件」です。
「宇多田ヒカルパクリ事件」
当時宇多田ヒカルさんがアメリカで楽曲を作り、全米デビューを経てから日本でデビューして話題を呼んでいました。
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倉木麻衣さんは少し遅れてデビューしたのですが、楽曲の特徴や歌声が似ていたということもあり、同一人物ではないかという噂が出るほどでした。倉木麻衣さんは当時まだ高校生だったので事務所の方針もあって露出がほとんどなかったため余計に祖の噂に拍車をかけました。
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宇多田ヒカルさんがテレビの音楽番組に出演した時に問題の発言がMCの芸人さんから飛び出しました。倉木麻衣さんを宇多田ヒカルさんのパクリだと批判したのです。宇多田ヒカルさんもどう答えていいのか困った様子でした。そのやり取りの映像が全国ネットのテレビで放映されてしまったのです。会話自体は本人は悪くないという形で終わらせていましたが、倉木麻衣さんは高校に行けないほどのショックを受け、お父さんや事務所が大激怒。
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特にお父さんは芸能界でも名を知られた大物の俳優で、裁判で争うと発言していました。結局テレビ局、MCの芸人さん、宇多田ヒカルさんがそれぞれ謝罪することで騒動は決着しましたが、倉木麻衣さんが立ち直るまで時間がかかりました。
共演してすぐに意気投合した
その後倉木麻衣さんと宇多田ヒカルさんはコンサートイベントで共演し、すぐに意気投合したということです。
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どちらも素晴らしいアーティストなので遺恨が残らなくて本当に良かったと思います。パクリ事件はいろいろな事柄が悪い意味で重なってしまった不幸な事件でした。
これからの二人の活躍を期待したい!
倉木麻衣さんは歌手活動を続けながら大学に進学し、卒業後に音楽活動に専念します。テレビにはあまり出演していませんが、日本全国で300回を超える単独ライブを開催しており、総シングルの売り上げも1800万枚を超える日本を代表する歌手に成長しました。
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アニメとのタイアップで主題歌を続けて提供していて、ギネス記録も獲得しました。一方の宇多田ヒカルさんは音楽活動を一時休養していましたが、最近になって再び音楽活動をスタートさせました。二人の競演が楽しみです。