4月1日、元・東方神起でK-POPグループ「JYJ」のジェジュンがインスタグラムで「僕は新型コロナウイルスに感染した」「ある病院に入院している」などと投稿。韓国の所属事務所C-JeSエンターテインメントも「事実を確認中」とコメントを出し大騒ぎになっていました。ところが、後に本人が「エイプリルフールの行き過ぎた冗談だった」と謝罪。日韓双方で「不謹慎だ」と非難する声が相次いでいます!
今回のジェジュンのデマは日本のテレビ業界に大きな影響をもたらしたようです。
韓国国内では、青瓦台の国民請願掲示板に「コロナをいたずらに使うとは話にならない」とし、ジェジュンについて「処罰して、2度と同じようないたずらができないようにしてほしい」と求める請願文まで登場。数時間で数千人もの同意を集め、騒動が続いている状態です…。
ジェジュンは日本でも精力的な芸能活動を行っており、31日にはNHKの歌番組『うたコン』に生出演。乃木坂46の生田絵梨花さんとのデュエットを披露した直後のデマだったため、日本のアイドルファンの反感まで買ってしまいました…。
しかし、ある芸能記者いわく、「ジェジュンの騒動は、日本のテレビ業界にとってはある意味、いい警告になったのでは」と話しています。
有名人・著名人の感染が増えつつあるなか、ジェジュンの『エイプリルフールの冗談』がネットで大騒ぎになったことで、緊急に『出演者やスタッフに感染者、または濃厚接触者が出たらどう対処するか?』を会議したキー局もあったようです。
タレントに濃厚接触者が出れば事務所にも迷惑をかけてしまうので、慎重になるのは当然のこと。今回の件で日本のテレビ業界も、本腰を入れて対策するきっかけになったかも知れないと言われています。
テレビ東京はすでに社員の8割を在宅勤務にしており、日本テレビも入館規制をはじめるなど、各局が感染予防対策を始めているよう。
ついにTBSはバラエティのロケやスタジオ収録を2週間、中止することを決定。空いた番組枠は報道番組や再放送でなんとかつなぐ手段をとるそうです。
りゅうちぇるの妻・ぺこ(オクヒラテツコ)のように、SNSでテレビ収録について反対意見を表明するタレントも少なくありません。
30日、ぺこは「テレビなどもはやく収録とかやめてほしい、やめたほうがいいと心から思っています」、31日に桑田真澄の次男・Mattも「まだまだ局の対策があまいし、普通に近くで話してくるから怖い」「その番組っていま本当にやらなきゃいけないものなのでしょうか?」と苦言を呈しています。
すでに、ある大物司会者が出演の辞退を申し出ているといったケースも出てきているといい、今後、タレント側から収録参加を拒否することもあるかもしれません。
またバラエティだけでなく、報道番組の現場も対応に追われているようです。『ZIP』(日本テレビ系)や『ひるおび』(TBS系)は、視聴者の間で「出演者同士の距離が離れてる?」と話題に。
ある民放キー局の番組関係者は「感染予防対策として、出演者同士の『社会的距離(ソーシャルディスタンス)』を保つため、スタジオに2mのボードを用意して距離を測っているんです。収録も厳戒態勢ですよ」と明かしています。
まだまだ終息のつかない新型コロナ。脅威に揺れるテレビ業界ですが今後の各局の対応に注目です!