保育園の送り迎えなんて「行って帰ってくるだけだろう」と思っていた夫が 送り迎えデビューしたら… これが 予想以上に大変で 妻への感謝を欠いていたと痛感したという 実体験をお伝えします。
長話による時間の浪費と その後の影響
そのご主人は 毎朝車で15分ほどの隣町の保育園へ息子さんを送っていますが、保育園の駐車場は園と隣接しておらず、歩いて5分ほどのところに車を停めて、子どもと歩いて保育園へ行くそうです。たったそれだけのことなのですが、毎日していると、たまにしか行かない時には あまり味わうことのない面倒なことなどが 多々発生したといいます。
毎日同じような時間に送り迎えをする保護者同士、それなりに顔見知りになって仲良くなりますが、そうなると 一度話出してしまうとお互いに話を切るタイミングがなく、長話をしてしまいます。そこで時間を取られるあまり、仕事へスムーズに移動できないことや、また「おしゃべりスイッチ」が入ってしまい、そこから黙々と1人でのPC作業になかなか移れないこともよくあったそうです。
意外と複雑な園からの指示と その二次災害?
次に、保育園からの指示や行事などの準備なども意外と複雑で面倒なことを実感されたとか。その園では、連絡ノートみたいなものがないので、それを書いて提出する手間はないようですが…
しかし、それが無くても、隔週火曜日は本を借りる日だから、前回借りた本を家から持ってくるとか、今日はおにぎりの日とか、明日はエプロンを持ってきてとか。覚えておかないといけないこと、しなきゃいけないことが結構多いことがわかったそうです。
また、持って行かないといけないものを忘れた時、子どもが号泣。たかだが帽子とか三角巾とか、園で借りれば済む話のものなのですが、それでも「取りに帰る!」と聞かない息子。結局、また家と保育園をもう一往復するハメになった 二次災害?もあったとか。
渋滞や 子どものグズグズでストレスも…
最後に、子どものグズグズや交通渋滞などでストレスがかなり溜まってしまうこともしばしばあったとか。夕方迎えに行くと、お腹が空いて機嫌が悪い子どもが、「来るのが遅い!」とかまたある時は「早い!」とか。それでグズグズして歩かない、友達と遊びながら帰る、荷物を持ってとせがむ、など帰るのが遅くなることがよくあるそうです。
それだけでもかなりイライラするのに、それに拍車をかけて、そこで時間が遅れたせいで帰宅ラッシュの渋滞に巻き込まれ、普段15分で帰る道のりに30分かかってしまい、余計にイライラするなんてことも。さらに、それが尾を引いて帰宅後も息子さんに厳しく当たったり、ガミガミと説教してしまったりすることもあったそうです。
毎日の送り迎えは かなり大変な「仕事」
あげればキリがないほど出てくる送り迎えの面倒事。しかし、これらは「送り迎えあるある」で、子育てをしているママにとっては誰もが経験している当たり前のこととも言えます。行って帰ってくるだけの簡単な「作業」だと思えても、毎日してみると、時間を取られたり、イライラしたり、その後に尾を引いたりと、かなり大変な「仕事」であることを実感したそうです。
小泉大臣の「育休」宣言に賛否の意見が上がっている 今日この頃ですが、ぜひ 毎日しているパートナーを労ってあげて、可能なら一定期間でも 毎日送り迎えを体験してみては いかがでしょうか…