元AKB４８ ”ぱるる”こと島崎遥香さん(２５)が「新宿区内の焼き肉店」で。元フィギュアスケート日本代表でタレントの村上佳菜子さん(２５)は「台東区のカフェ」と、最近“アルバイトをする芸能人”の姿を多く見るようになりました。
なぜこの二人はアルバイトをしているのでしょうか？番組の企画とかじゃなくて？と思う人も多いと思います。
今回アルバイトをしているこの二人に共通しているのは、金銭を稼ぐことが目的ではなく、「社会勉強のため」にアルバイトをしているそうです。
実はこの「社会勉強のため」にアルバイトをするのが、芸能プロ幹部によれば「ここ最近のトレンド」なのだとか。。
芸能プロ幹部の方が話すには、「島崎の芸能界デビューは15歳、村上なんて３歳からスケート一筋です。幼いころから芸やスポーツの道に打ち込んでいると、どうしても世間の常識や金銭感覚からズレてしまう。お金を稼ぐのがいかに大変なことなのかを知ってもらうため、タレントにアルバイトをさせる事務所が増えていますね」とのことです。
社会人としての責任や自覚を持ってもらうのが主に目的だが、ほかにもメリットはあるようで、たとえば俳優 柳楽優弥さん(２９)。
１４歳で主演した映画『誰も知らない』で、『カンヌ国際映画祭』最優秀主演男優賞を最年少＆日本人で初めて受賞し、将来を嘱望されていました。しかし、成長とともに仕事が減少し、２００８年には大量の精神安定剤を服用して緊急搬送されるというトラブルまで起こしています。
再起は難しいと思われていた中、、、
「２０１０年に女優の豊田エリーさんと結婚し、子宝にも恵まれ、家族を養うために車のディーラーで洗車したり、居酒屋で接客したり、職を選ばずとにかく働いた。俳優はさまざまな人生を演じなくてはいけないので、社会経験は多いほどプラス。実際、演技の幅がグッと広まり、再びオファーが舞い込むようになった。」と映画関係者は話しています。
バラエティ番組でも「バイト経験は大きなアドバンテージになる」と民放ディレクターは言っています。
「トークがメインのバラエティだと、タレントに事前アンケートをお願いするのですが、珍しいバイト経験や面白いバイトのエピソードがあると取り上げやすい。知名度の低い新人なら、なおさらです」とも話しいます。
大手チェーンでバイトしていたエピソードをテレビで明かしたことで、CMに起用されることもあるとのことです。
その例として「有名なところだと、ブレイク前に１０年間、マクドナルドでバイトしていたダンディ坂野さんです。持ちギャグの『ゲッツ！』にかけて〝怪盗ナゲッツ〟役で起用されていますよね。
「自社が経営するカフェでモデルの卵をバイトさせ、SNSで告知を兼ねて宣伝させる芸能事務所もある」とも関係者の方はお話しされています。
「集客メリットもありますし、芸能事務所が経営するカフェにはマスコミや広告の関係者が来る。売り込むチャンスもできるわけですよ。バイトをNGにすると、タレントは事務所に内緒で水商売や風俗で働いたりします。事務所がバイトを管理することでそのリスクも回避できる」とのこと。
芸能人のアルバイトには給料なんかよりも大事なメリットがあるというのがよく分かりますね。