旅行に行った国が幻想とあまりにも違い、深刻なうつ病にかかってしまうなんて信じられますか?主に日本人女性がかかるというこの病名は「パリ症候群(パリシンドローム)」です。
イギリスのある雑誌で紹介された「パリ症候群」は、現実とパリへの幻想のギャップが大きすぎて克服できず感じた極度のストレスによるうつ病を表します。
単に、パリへ2度と行かなかったり、失望する程度で終わるのではなく、ショックを受けてその場で運ばれるほどの重症患者が発生するという点で目を引きます。
この症状に最もかかりやすいのが日本人女性だというのも、また面白い点です。
実際、この症状が現れる患者の多くが裕福に育った20、30代の日本人女性だといいます。
パリといえば、「流行の発信地」、「オシャレな街」などのイメージが浮かびますよね?
しかし、多くの方が憧れる素敵なパリのイメージとは異なり、予想とは全く違う風景を目の当たりし、驚くことが多いとか…
嫌な匂いがする路地、あちこちにテントを張って生活するホームレス、道端に散らばっている犬の糞とゴミ、人種差別による不親切などがその原因です。
このようなことが、毎年平均12件ほど発生すると集計されています。
パリへの幻想があまりにも大きかったのでしょうか。
期待していたパリ旅行でショックでうつ病にかかるとは残念です。