毎年の10月末、人々の注目を集める『渋谷ハロウィン』。
10月31日のハロウィン本番前から仮装コスプレをした人たちが渋谷の街に集まって、賑やかに盛り上がりを毎年見せています。
写真:ビジネスジャーナル
個性的な仮装コスプレの姿をSNSに公開する人たちがいる一方、ハロウィン後の渋谷の街の様子を投稿する人たちもいました。
ポイ捨てやゴミなどで荒れた渋谷の街。
多くの人たちがそれを見て、マナー違反の参加者たちへの怒りを感じたようです。
SNSには、このようなコメントが多数ありました。
「他国と比べて、日本人は民度が高いんじゃなかったっけ?」
「日本人の民度も下がったものだな」
「なんで渋谷には、民度の低い人たちが集まるんだろう」
写真:sankei.com
そんな中、Simon_Sinさんが『渋谷ハロウィン』で、大量のゴミがポイ捨てされている理由に関して考察をした結果、このような考え方をTwitterにて投稿しました。
多くの人が誤解しているのだが「日本人は民度が高い」のではなくて「皆と同じ行動をする習性が強い」だけ。だからみんなが守っていたら警官がいなくても赤信号は守るけどみんながやってたら警官に注意されててもゴミをそこいらにポイ捨てするのである
引用:@Simon_Sin
「日本人の民度が高い・低い」ではなく、実際に、「日本人は皆と同じ行動をする習性が強いだけだ」との持論を述べているのです。
写真:TABI LABO
【共感した人たち】
「教育で「右にならえ」の精神が根付いてる。」
「自分で善悪を判断しない人たちばかりだよね。」
「日本人に対してずっと疑問に感じてきたことの、答えを知った気分だ!」
「「私たちは民度が高いわけではない」と自覚しているほうが、むしろ賢いだろう。」
【違う考えの人たち】
「良心は群集心理に勝つ。」
「マナー違反をする一部の人たちを見て、日本人全員を語らないで!」
「『渋谷ハロウィン』に参加して街を汚す人たちがいる一方、清掃ボランティアをしている人たちもいるだろう。」
「「みんなと同じ行動をするだけの人たち」もいる。けれど、それを反面教師にしている人たちだって大勢いる。」
写真:Twitter
「日本人は民度が高い・低い」というのは、他の人の行動への評価を日本人全体に当てはめたものであり、一部の人間の行動を全員に当てはめてしまうのは正しくないのかもしれません。
「日本人はみんなと同じ行動をする習性が強い」という主張にも、「確かに自分は雰囲気に飲まれてしまう」と納得する人もいれば、自分は当てはまらないと思う方もきっといるはずです。
日本人全体の評価や日本人の民度を考えるよりも、自分自身がどのような人間であるのか、自分自身の行動を見直すことが、よっぽど大切なことであるのかもしれませんね。
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