日本料理の地位が中華料理を上回る理由
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ある中国メディアにて「世界で見たとき、中華料理の地位はなぜ日本料理より下なのか」と投げかける記事が掲載されました。
日本料理も中華料理もどちらも世界に広まっているのは確かです。
しかし日本料理と中華料理の世界でのイメージは異なり、この投げかけに対し中国のネットユーザーらが様々な意見を交わしているといいます。
中華料理は北京料理や広東料理、上海料理、四川料理など、非常に多くの種類が含まれていて、土地によって異なる食文化をみると中国の食文化がいかに奥深いかが分かります。
日本も郷土料理と呼ばれるものは各地に存在しますが、中華料理のように見た目や味が大きく変わることはありません。
日本料理といえば、和食が2013年12月、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
近年ではヘルシーな料理として世界中で親しまれており、特に寿司は世界中で「高級料理」としてのブランドイメージの確立にも成功しているほか、日本のラーメンも世界で大人気となっています。
一方で中華料理は欧米ではファーストフードのような身近な食べ物であるという感覚が強いようです。
もちろん中には高級な中華料理店も存在はします。
しかし日本食ほど高いブランドイメージが根付いていないのが現状です。
世界では中華料理は日本料理ほど高いブランドイメージを確立できていないことを指摘すると、中国人ネットユーザーから「中華料理は毎日食べると飽きてしまうため」ではないかという意見が寄せられたそうです。
確かに中華料理は油っこいので毎日は食べられないという人が多いかもしれません。
さらに、「日本と中国の文化の発信力やサービスの質の差にある」といった意見も見られました。
日本は漫画やアニメが世界中で人気を集めており、それにより日本文化が世界に広まっているのは確かです。
さらに海外の日本料理店のうち日本人が経営している場合にはサービスのクオリティが高いのが一般的だが、中華料理店は店内の清潔さやサービスという点で日本料理店に劣るという意見もありました。
ネットユーザーらの意見を見てみると、日本料理よりも中華料理のほうが世界に広まっているとはしているものの、そのブランド力や地位では「日本料理以下」という点を否定するネットユーザーは見らなかったそうです。
つまり中国人も日本料理が世界で高い地位を確立していることは認めているようです。