日本が韓国向けの輸出規制を強化したことに反発し、韓国ではインスタグラムなどのソーシャルメディアで、日本製品の不買や日本への旅行中止を求める「ボイコットジャパン」のハッシュタグを付けた投稿が増加しています。
日の丸をNO(ノー)のOに当てはめ「ノー。ボイコットジャパン(日本をボイコットせよ):行かない、買わない」と呼び掛けていることが明らかになっています。
日本政府は1日、韓国向け半導体材料の輸出規制強化を発表しました。これにより、韓国では日本への反発が強まっています。
韓国では現在、日本製品の不買運動が徐々に広がりつつあるといい、自営業者の団体は5日、ソウルの日本大使館前で販売自粛を宣言。日本産の飲料水が撤去された小売店の陳列台の写真がネット上に出回るなど波紋を呼んでいます。
現在、SNSでは、日本製品の購入自粛を呼び掛けるメッセージが飛び交っているとのことですが、一方では、冷静な対応を求める声も上がっています。
不買運動を求める人らの多くは、「#boycottjapan」のハッシュタグの使用と共に、ロゴの画像を投稿しています。
画像には「韓国製品を優先して消費するのが正しい」「不買運動に参加します」などの言葉が添えられており、日本企業の名前を挙げ、購入中止を宣言するアカウントも出回っているほどです。
韓国メディアによると、大手スーパー「イーマート」は現地メディアの取材に対し、
「日本産ビールの1~9日の売り上げが直前の同じ期間から15.6%減少。一方、韓国産ビールは19%、輸入ビール全体は17%増え、不買運動の影響が出ている」と語ったといいます。
ただ、こうした運動がどこまで広がるかは不透明です。
韓国紙・韓国日報は8日の社説で「日本企業と取引する韓国企業に打撃を与えるだけだ」と指摘し、「賢い対処が求められる」と訴えています。
また、「韓日の経済関係は切り離せない」と強調しているとのことで、冷静な行動を求めていることが伺えます。
これを受け、ネット上では以下のようなコメントが寄せられています。
「どの程度の広がりを見せるのかわからないが、結局は韓国側が損すると思う。被害を少なくするには一刻も早い政権交代が必要だろうね。」
「このまま物も人も行き来を止めればいい。」
「正気なのかと思います。韓国政府として条約を破り、約束を反古にして逆ギレ対応は、もう関わりにならない方が良いと思います。」
両国の冷え切った関係は、果たして今後どうなるのでしょうか……