政治の世界へ足を踏み入れてから10年ーー
伝説のドラマでインパクトを残すなど女優として活躍し、今では名だたる大物たちと渡り合い、
政治の世界の第一線で頭角を現す参議院議員・三原じゅん子氏。
そんな三原じゅん子氏が4日、自身のツイッターを更新し、
「政権を握っているのは総理大臣だけ」と綴られたツイートが反響を呼んでおり、
多数の批判コメントが寄せられているようです。
事の発端は、三原氏が1日に同党女性局の組織図をツイッター上で公開したことから始まったとみられます。
フォロワーからの多くの意見やコメントに対して三原氏は、
「政権を握っているのは総理大臣だけですよ」とツイートしていました。
しかし、これらの発言に対してネット上では、
「国民主権の意味、理解出来ますか?」
「総理大臣はあらゆる権限を一手に握る王様ではありません」
「【悲報】自民党女性局長三原じゅん子さん、議院内閣制を理解していないことを爽やかに表明」
「日本は憲法にもとづく議院内閣制ではなく、独裁国家なのですね」
といった基本的な解釈に対する異論が相次ぐ事態へと発展しました。
さらには、支持者とみられるフォロワーからも苦言が殺到し、
「『政権』発言、がっかりです。もっと勉強してください」とのコメントも見られました。
1964年、東京・板橋区で2人兄弟の長女として生まれた三原氏は、8歳の時に社交性を養うため児童劇団に入団。
母親の応援があって芸能界へと進出し、タレントとして活躍するも、プライベートでは2度の離婚を経験。
苦労人だった三原氏は、1999年に子宮がんが発覚し闘病生活へと追い込まれる中、女優としての活動するには不安が募り、
この闘病生活が政治家を目指す機転になったとバラエティー番組で発言していました。
政治家となって早10年。
日本は独裁国家だと思わせるようなツイートで炎上騒動になっている三原氏ですが、
これら一連の報道を受け、ネット上からはこんな意見が寄せられています。
「この方は、国会議員にしてはいけない方だったと、つくづく思う。」
「自身が政治家として何もしていないからの発言かな?
何らかの仕事をしていればそんな発言でないと思うが?」
「政権と主権は日本では意味が少し違うと思うから、与党党首の安倍さんが政治のこと全部決めてんだったら、三原さんのいう通りなんだろうけど、実際は自民党内でも合議してんだもんね。基本この人安倍さんの方だけ見て仕事してんだと思うし。」
などのコメントが寄せられていました。
また、前新潟県知事で弁護士の米山隆一氏はこれらのツイートに関連して、
「自民党三原じゅん子女性局長は、まず『政権』の意味を理解していないが、実質的にも政権運営に携わっていない事を自ら認めている。つまり自民党内において女性の発言権はほぼゼロであり、その様な政党の政策に女性の地位向上など望むべくもない」
と指摘していました。