今や日本は終身雇用の崩壊、中小企業の増加や、非正規社員の雇用など、個人のライフスタイルに合わせ多様な働き方が増えたことにより、学歴社会が崩壊し、実力社会だと言われがちです。
しかし、それでも現代の日本でもやはり学歴は必要、といった声も多いようです。今回はそんな日本の学歴社会について、アメリカの学歴社会と比較しながら追っていきます。
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日本人が大学に行くメリット=そもそもデメリットがない
現代の日本企業の中では「大卒は雇わない」というところも残念ながら多いのが現状です。そのため「大学に行ってなんの意味があるのか」という考えが浮かびがちです。
しかし、それ以上に大学に行ったことにより得るものも多いです。大学に行く前までは大学に行く必要性を感じられないとしても、行った後に考えが変わることだってあります。まずは大学に行ってみる。このようなチャレンジ精神も現代の日本人には必要かもしれません。
考える時間が増える
大学に行けば実感することですが、高校の勉強とは全く違います。担任の先生がいるわけでもなく、クラスがあるわけでもない。自分の好きなように大学生活が送れるのです。
その上、時間割を自分で決められることで、自分に合った勉強ができる。要は大学生活の4年間で自身のビジョンを見い出すことができるので、大学に行く前はやりたいことが見い出せなかったとしても、結果的に将来の選択肢についてたくさん考えられる有意義な時間を過ごすことができます。
収入が高卒よりも圧倒的に多い
これは当たり前のことですが、最終学歴が高卒と大卒だと収入の差がだいぶ違います。高卒から企業に就職した人がよく実感することだそうです。
実際に高学歴であればあるほど平均年収が高いというデータも出ているので、大学の偏差値と年収は比例するものみたいですね。
ちなみに、現代の日本では幸いにも夜間大学が増えてきているので、高校卒業当時は、経済的な理由などで大学に入れなかったという社会人が収入アップのため大学に入るケースも多くなってきているようです。
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アメリカの学歴社会
またアメリカも学歴社会ですが、日本の学歴社会とは少し違うものがあるようです。
大学の専攻を重要視するアメリカ企業
日本の企業では「新卒」を重要視する企業が多いようですが、アメリカの企業はそれよりも大学の専攻と企業の職種が一致しているかどうかを重要視するそうです。
そのため必ずしも現役で卒業しなければならない、という縛りがなく、自身のペースに合わせて単位履修が可能なんだそうです。(要は必要単位を取得すれば4年以内で卒業できるということ)
キャリアに応じて大学で学び直すケースが多い
日本では一度就職すれば学士入学(大学の学部に入り直す)する人は稀に見られますが、アメリカでは当たり前のことだそうです。
日本のような終身雇用制度がないアメリカは、自身が企業で働きながら「この知識は必要だ」と思えば大学に入り直し、積極的に知識を積んでいくんだそうです。
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