ロシアによるウクライナ侵攻が始まって早1年以上が経過しており、プーチン大統領は「作戦は計画通り」と言い続けていますが、実際はウクライナに苦戦中。この状況に、プーチン大統領の精神状態に異変が起きているとも報道されています。
ある軍隊関係者は「プーチン氏はウクライナ侵攻が思うように進まず、追い詰められています。いまのプーチン氏なら何をしてもおかしくはない。合理的な判断ができない状態となれば、あらゆるリスクを想定しておかねばなりません。すでに日本政府は、わが国に戦火が及ぶという最悪のシナリオへの準備を始めている可能性がある」と話します。
最悪を想定するなら、近日中にもプーチン大統領による暴挙は始まる可能性もありゆるとのことで 「少数精鋭のロシア兵を道北から上陸させ、まずは日本海側にもオホーツク海側にも道路がつながる音威子府のような要衝を占拠するでしょう。その北海道の北部を拠点に圧力をかけることが考えられます」と先ほどの関係者は話します。
占拠する北方領土からミサイルを発射してくる可能性もあるとし、 「歯舞群島に属する水晶島は、北海道本土からわずか7kmしか離れていません。目と鼻の先の根室市にミサイル攻撃するのは非常に簡単なことです」とのこと。危険なのは北海道だけではなく、ウクライナ侵攻で使用された空中発射型の極超音速弾道ミサイルの射程は、2000∼3000kmのため、日本列島がすっぽり射程圏に入ってしまいます。
そして、ロシアは軍事大国で最新の武器を備えており、超巨大ICBM「サルマト」の射程は1万1000kmに及び、わずか10発でアメリカの全国民を殺〇する威力を持つとのこと。プーチン大統領を研究する関係者は 「日本が攻め込まれれば、第二次世界大戦同様にヨーロッパで始まった戦争がアジアに飛び火することになるでしょう。プーチン氏が日本に軍事力を行使することは、その先の世界大戦も視野に入れているということです」と話します。
しかし、日本にはアメリカとの日米同盟があり、有事の際は日本に駐留するアメリカ軍が敵国から守る条約があります。しかし、そんな最後の砦さえも関係なくなるかもしれないのです。現にウクライナは1994年、世界3位の規模を誇った核兵器を放棄する代わりに領土の安全が保障される「ブダペスト覚書」を、アメリカ、イギリス、ロシアなどと締結していました。
しかし今回、そのアメリカはウクライナへの軍派遣を「世界大戦になる」との理由で実行していないのです。 「日本がロシアに攻め込まれたとしても、残念ながらアメリカはかかわってこない可能性もあるでしょう。ウクライナ侵攻を阻止できなかったアメリカのバイデン大統領が、日米同盟だけは遵守するということも考えにくい。いまの状況が悪い前例となり、ロシアにとっては日本侵攻のハードルが低くなったといえます」と研究家は話します。
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]