「竹下さんは 23歳のころに 大物政治家との鼎談をきっかけに、“お嫁さんにしたい女優ナンバーワン”と言われるようになりました。それから40年あまり、本人も『おばあさん役のオファーが増えています』と、周囲に語っていますが、さしずめ“お祖母さんにしたい女優ナンバーワン”ということでしょうか」(テレビ局関係者)
『おかえりモネ』では、ヒロイン・百音の祖母である永浦雅代を演じ、“ヒロインの祖母役”は、’17年秋から放映された『わろてんか』以来、4年ぶりで 『連続テレビ小説』の出演は 5本目になる竹下景子さん。
’84年に写真家・関口照生氏と結婚した竹下さん。’86年には長男・関口まなと、’88年には次男・関口アナン(本名アナム)が誕生。竹下さんを知る舞台関係者によると…。
「知人たちには、『まさか息子たちが 2人とも俳優になるとは思わなかった』と、語っていました。アナン君は、もともと美術大学の映像学科で学んでいました。ところが在学中に『監督は大変だから俳優になりたい!』と、言い始めたそうです。まなと君は、お父さんの照生さんの“語学は大事”という考えから、中学卒業後、イギリスに単身で留学することになりました」
劇作家シェイクスピアに感化され、“俳優の道”に目覚めたという長男も、もともとはまったく俳優になる気はなかったそうです。
「まなと君も 雑誌の取材に対して、『特に母には “あなたは俳優に向いていないからやめなさい”と、言われた』、と語っていました。デビュー作は ハリウッド映画の『47RONIN』、出演時間は10秒ほどでした」
竹下さんの知人は 次のように語っています。
「親子の関係はとても良好です。以前景子さんが『徹子の部屋』に出演したときにも、まなとさん・アナンさん2人ともが、コメントを出していました」
“女優・竹下景子のすごさとは?”という質問に まなとさんは こう答えていたそうです。
《いまでも 仕事を続けていること。だいたいどの現場でも、母とお仕事された方がいらっしゃること》
「小遣いは月20万円いっちゃうかも…」発言から5年、現在は 2人合わせて60万円に⁉
「まなとさんらしい素直でまっすぐなコメントだな、と思いました。あまり知られていませんが、’19年から’20年にかけて放映された帯ドラマ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)には、景子さん・まなとさん・アナンさんの3人がそれぞれ出演しています。景子さんは『徹子の部屋』でも3人で共演できたことを喜んでいました。また、 舞台『続・まるは食堂』(東京芸術劇場・シアターウエスト)でも景子さんとアナンさんが共演するのです。2人ともそういったことを事前に宣伝に使おうとしないので、もったいない気もしますね」(前出の知人)
制作サイドの“竹下さんを主演に”というオファーが アナンを通じて伝えられ、彼女が承諾したのだという。
「景子さんは知人たちにも『今年こそは(息子たちが)売れてほしいです』と、語っていますが、まなとさんはデビューから 7年、アナンさんは 6年ほどでも、まだ“有名俳優”とは言い難いです。」(前出の知人)
去る 17年には、《竹下景子 そうです、あなたは『過保護のケイコ』》といった見出しで 週刊誌の記事で報じられたこともありましたが、母としては息子たちへの金銭的援助もせざるをえない現状のようです。
「援助については アナン本人も特に隠しておらず、バラエティ番組で“(小遣いは)月20万円いっちゃうかも”と明かして 話題になりました。お兄さんも似たような境遇ですから、2人 合わせると40万円ということなのかと思いました。
アナンは演技には本当に真摯に取り組んでいます。“自分は舞台に人生をかけている”という意識が強い半面、“売れること”“お金を稼ぐこと”に、あまり興味を示さない傾向があるのも確かです」(アナンさんの友人)
某番組での “小遣い20万円発言”から5年。 2人とも30代になっている息子たちへの、金銭的援助は 今も続いているのでしょうか…。
「最近、独立して 2人とも実家を出たのです。景子さんとしても“やるからには中途半端ではなく、きちんと俳優という仕事に向き合ってほしい”と考えていますし、2人が副業をしているという話も聞きません。家賃も必要でしょうし、援助は 2人合わせて60万円近くになっているようです。景子さんは楽天的ですから苦にしている様子はありません。しかし息子さんたちと『早く孫の顔を見せて』という話題になったとき、『まだ俳優として食べられないから、結婚はしない!』と、断言されてしまったことは、さすがに残念に思ったようです」(前出の知人)
今となっては “お祖母さんにしたい女優ナンバーワン”の竹下さんが 本当の孫を抱く日は いつ訪れるのでしょうか…。
子育てに正解はない⁉ 生活の援助という形で渡すと贈与税も要らないからむしろ相続対策に…
今回のこの報道にも多くのコメントがよせられているようですが…
《子供が小さいころ、子供を保護するのはよい。しかし、過保護はよくない。子供が大きくなったら、特殊な場合を除けば、子供を保護する必要はない。過保護は論外である。子供が大きくなったら、むしろ、子供が親を保護すべきだろう…》
《自立して家を出るなら、経済的にも自立させなきゃ意味がない。毎月お小遣いがたくさん入ってくるのなら、稼ぐことに興味がないのも当たり前かも。自分の仕事量と収入を考えたら、自分たちに多額を援助できる母の女優としてのすごさにちゃんと気づけるハズですが… 》
《今援助しなくても相続で渡すから先か後かだけの違いなんだよね今のうちに生活の援助という形で渡すと贈与税も要らないからむしろ相続対策になる 》
《財産分与を非課税で着実に進めて、流石だなぁと思います。彼女の実父は弁護士でしたから、抜け目無いですよね、しかも公平に分与して、立派です 》
《実際子育てして思うのは、一見正しそうな子育てをしてもうまくいかず、専門家が、あまり好ましくないというようなやり方の方がうまくいくこともあり、子育てに正解はない、という言葉は本当なのだということです。援助していても、人への感謝を忘れず、まっすぐ正直な努力家に育っているのかもしれない 》
《以前、この人が司会するトーク番組に平岳大がゲストだった。アメリカの名門大学卒でエリート会社員だった平岳大が俳優に転向したときに 母親の佐久間良子は大反対。怒りのあまり一年以上、平岳大と連絡を断って会わなかった、というエピソードを話したとき、竹下景子は「えー 私だったらそんなの絶対に考えられないわ」と心底驚いていた。今や平岳大は俳優として成功してアメリカ進出も。親がある程度厳しくないと、子どもは自立しないし仕事も中途半端になるのでは?と思った 》
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