最近は、乾杯もハイボールが多く、男女問わず、また、年齢も関係なく、すべてのお客に飲まれているというハイボール。
その人気のハイボールが現在徐々に市場から姿を消していっています。
その理由とは…!?
まず、国産のウイスキーの出荷量を見ると、2008年からほぼ右肩上がりで増加。2018年は15万リットル以上と、10年前と比べると約2.5倍に増えています。
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こうした国産ウイスキーが人気の一方、ニッカウヰスキーは主力となる高級な「竹鶴」のうち「17年」「21年」「25年」とラベルに熟成年数が入った3種類のウイスキーの販売を3月末で終了するという発表をしました。
また、2018年にはサントリースピリッツも「白州12年」「響17年」の販売を既に休止しています。
こうしたメーカーの販売終了の背景にあるのが原酒不足だといいます。
いま現在、市場で売れているからといって生産量を増やしても、それが出荷されるまでに、3年5年10年というふうに年数がかかってくるため、売れている、売れていないに合わせて生産を変えられないのがウイスキー。
ウイスキーの場合、熟成にかかる期間は最低でも3年。さらに年代物となると、それ以上の熟成期間が必要となるため、急に需要が増えても対応するのが難しいのです。
ウイスキー需要が高まることによってもたらした“ウイスキーの原酒不足”。point 95 | 1
その一方で、フリマアプリではウイスキーの空き瓶が売りに出されています。しかも、ほとんど売り切れ状態。竹鶴の25年の空き瓶はなんと、1万8000円。既に完売済です。
高まり続けるウイスキー人気。今後も商品の販売に影響をもたらすのか、注目されます。
これに対し、ネットでの反応は…
「難しい問題だ。タルで寝かせるのはいけど、10年後とか、20年後に人気があるかどうか分からないからね。大量に作っても全然売れなければ儲けも出ないし・・・少量だと売れた場合枯渇するしね。でも、真面目に美味い物を作り続ければ、極端に売れないとかは無いと思うので。」
「これを機に、バーボン、テネシーウイスキー、カナディアンウイスキー、スコッチ、ブランデーなどなど、いろいろ手を出してみたらいいのに、と思う。」
「競争して買わないこと。レギュラーブレンドでも国産は十分旨いです。競争して争奪の中には入らない。健全なウィスキーをお楽しみください。」
などといった反応が寄せられています。
いつも飲んでいるハイボールが飲めなくなる日もそう遠くないかも!?
飲めなくなると分かった時、あなたはどうしますか?
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