ゴールデン、プライムと「視聴率三冠」の日本テレビが、6月の月間個人視聴率でも15カ月連続となる王座を獲得し、変わらぬ人気を誇っています。しかし、これとは裏腹に、とある看板番組が視聴率低下に悩まされています。
その番組とは『世界の果てまでイッテQ!』です。同番組は長年にわたって老若男女問わず人気を得ている番組であり、以前は視聴率15~20%を当たり前にとっていた看板番組のひとつです。しかし、ここ1~2年ほどは視聴率の低下が顕著であり、裏番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に後れを取っています。
6月27日の視聴率を見ても、世帯11.5%、個人8.0%(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、世帯で二桁を保っているものの、全盛期から人気が低下していることは否めません。対して、「ポツンと一軒家」は世帯15.5%と、その差は歴然です。
コロナ、ヤラセ、降板、告発…これらの問題はネット上でもたびたび話題になっており、
《海外行かなきゃなんの魅力もない》
《かつては当たり前のように18%くらい取ってたのに》
《コロナでお祭り要素が日本ばかりになったのはかなり痛いよな》
など、〝不調〟の要因をめぐってさまざまな意見が出ています。しかし、多様な意見の中でも共通しているのは「つまらなくなった」という認識のようです。
バラエティー評論家は、
「最大の痛手はやはり新型コロナでしょうね。海外でのロケが売りだったのに出来ないなんて、番組コンセプトを根底から覆す事態ですから。宮川大輔のヤラセ祭や不祥事で降板した手越祐也など、自業自得とはいえ、番組内では人気だった企画がほぼ同時期に自滅したのも痛い。棚ぼたで看板となった出川哲朗と『出川ガール』の企画も、真偽が争われている〝枕営業〟事件でダーティーなイメージがついてしまっています。現状、『ロッチ』中岡創一の孤軍奮闘ですが、彼はまだまだメインを張るには弱いですし、早急に起爆剤が必要な状況です」と語りました。point 255 | 1
このままでは番組が打ち切りになってしまう日も遠くはないでしょう。