1月30日に、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(42)がブログを更新し、妻の小林麻央さん(享年34)が亡くなってからの日々を振り返りました。「今まで我慢していた」と打ち明けた海老蔵さんに、エールや気持ちに寄り添うコメントが相次いでいます。
海老蔵さんは、「約940日」というタイトルでブログを更新。「あの日から約940日 最近思う あの時から今まで我慢していたなと 悲しみや辛さを周りにも自分にも表現しないように 未だに悲しさが溢れるというか、我慢していたぶん 今だから出てくる悲しさが そしてあの時から一気に白髪も増えたなーと 顔も痩せたなーと最近思います笑」
海老蔵さんは、自分自身と向き合う心境の変化があったことを明かしました。続けて、「とてもとても辛かった そして 悲しかった 寂しい そのようなありとあらゆる感情を ぼちぼち我慢するのやめてあげよう思います。自分にはぼちぼち素直になろうかなと 感じている ここ数ヶ月です」と最愛の妻・麻央さんへの思いを馳せながら、やっと肩の力を抜くことができたようです。
ネガティブな感情を抑えるように努めていたと打ち明けた海老蔵さんに、ブログの読者からは「きっと…悲しみや辛さを感じないように我慢することで気持ちを保っていらしたのでしょうね」「我慢しちゃいますよね、お子さんたちのことを一番に考えていらしたでしょうし、周りの方々のことも考えられて。」「我慢していても、悲しみや会いたい気持ちはなくならないですね」「いつまで、我慢なさるのだろうと思ってました。そういうお気持ちになられて本当に良かったです」と気持ちに寄り添う声が相次ぎました。
海老蔵さんは、5月に13代目市川團十郎白猿を襲名するとしていて、「海老蔵」という名前での最後の正月公演を25日に終えたばかり。その時のことをブログで「海老蔵として本興行最後という事もあり 熱いご声援 心に響きました。ありがとうございます。心から、そう思います」と感謝の気持ちをつづり、長男の堀越勸玄さん(6)、長女の市川ぼたんさん(8)と親子共演を果たしたことから、その後「麻央に報告」というタイトルでこう続けました。
「なんとか二人も体調崩す事なく千穐楽むかえたよ。見守ってくれてありがとう」麻央さんへの報告を通して、海老蔵さんにも変化が起きているようです。東京五輪・パラリンピックの公式イベントとして、歌舞伎の数々の名作をベースにしながら物語を新たに創作したKABUKI×OPERA「光の王」では、海老蔵さんの最後の舞台となります。前に進む海老蔵さんに、エールを送る声がSNSやネット上で多く寄せられています。