板尾創路さんは古くから活躍を見せており、テレビ番組などにも数多く出演し、俳優としても怪しげな役がとても似合うなど、欠かせない存在として注目を集めている一方、プライベートが謎に秘めており、板尾創路さんを知る人でもその存在がよくわからないというのも魅力の部分です。
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そんな板尾創路さんですが、1994年に淫行事件を起こして逮捕された過去があります。中学生の女の子にわいせつなことをして逮捕され、30万円の罰金を受けたというものです。今の芸能界で同じことをすれば、最悪の場合は芸能界を追放されるほどの事件なのに、復帰が認められています。
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復帰が認められた背景には、被害者となった中学生の女の子に原因があるというものです。関係を持ったこの女の子は、18歳以上であると嘘をついて板尾創路さんに迫り、本人もそれを事実として受け取って関係を持ったというのが真実でした。そのため、板尾創路さんもある意味では被害者だったのではないかという風潮が世間の中で持ち上がりました。この構図は狩野英孝さんの時と同じであり、狩野さん自身も一時謹慎を余儀なくされたものの、世間からの後押しを経て復帰を果たしており、板尾創路さんのケースもまさに同様な流れがありました。
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次に仲間からのバックアップです。当時、人気番組に出演しており、コントなどではその演技が高く評価されていました。また、一緒に板尾創路さんと遊んでいた人は、あいつがそんなことをするわけがないという意識を持ち、事実、中学生の女の子が嘘をついていたことを知り、それなのにこの状況はあんまりではないかということで芸人仲間を中心に立ち上がり、結果として年内の謹慎処分ということにおさまり、復帰後は何もなかったかのようにテレビに出始め、今では誰も覚えていないほど、その事件の記憶は過去のものへとなってきています。
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最近は、こうした事件があるとすぐに芸能界追放を余儀なくされる状況となりますが、落ち度はあるにしても、常識的に考えて年齢を相手に聞くなどのことがナンセンスであるのは言うまでもないことや、仲間から慕われ、何が何でも復帰させてやりたいと思わせるような人物であったことなどが復帰を支えたのは明らかです。逆にこれらがないと、軽微な事件であっても復帰の可能性は低くなります。最終的に大事なのは、同業者との横のつながり、そして普段から後輩をかわいがり、先輩との付き合いを大事にすることです。