広い広い海~~~!
う~み~は広い~な~大きい~なぁ~~~!
広い広い大きな海に、たくさんの生物がいます。
深海に生息する、深海魚たちは私たちが知らない種類がたくさんいるでしょう。
今回はそんな深海魚を紹介します。
サルパ
サルパは有機物を分解して身体中に炭素を濃縮したペレットを生成し、排出することで、海の底に炭素ペレットを堆積させる炭素循環の役割を担っている環境にやさしい生物です。生きているだけで地球に優しいなんて素敵!
ポンペイワーム
熱水噴出孔付近に生息している最も暑さに強い生物の一種として知られています。
ローマ時代の「ポンペイ」という都市の名前から来ています。
ブロブフィッシュ
一時期、この生物が話題にもなったし、人気少年マンガの中にも出てくるので、知っている人も多いのではないでしょうか?
イギリスの醜い動物保存協会が2013年に、「世界でもっとも醜い生き物コンテスト」を開催し、見事一位に輝いた生物です。
しかし、地上で見れば潰れて醜い姿ですが、深海にいるときは、そこまでひどい見た目では無いとのことです。
デメニギス
長く膨らんだ緑色の目と、透明な頭を持っている「デメニギス」。一般的な魚とは大きくかけ離れた容姿で、いまだに謎の多い魚です。しかし、深海魚のなかでもひときわ異彩を放つそのフォルムは、実は理にかなったもの。すべては獲物を捉えるため、そして外敵から身を守るための進化の結果なのです。
クシクラゲ
7色に光るクシクラゲは、ホタルのような生物発光ではなく、脚に付いている繊毛が光散乱を起こすことで7色に光って見えています。
ミツクリザメ
外見からしてとても恐ろしいサメですが、水深1300mととても深い場所に生息しているので、遭遇することもありませんし、人を襲うことはありえません。
日本の東京湾、駿河湾、相模湾などでも発見され、希少種でありながらも世界各地の環境に適応しています。
推定全長6m。
ウミグモ
世界には約1000種のウミグモが存在し、その大きさは数ミリメートルからディナー用プレートほどのものまでさまざまです。
体の大半は脚で、胴体は小さく、獲物の体液を吸う尖った吻(ふん)が頭の先にあります。
彼らはガス交換のための特別な構造を持っていません。人間には肺が、魚にはエラがあります。ウミグモにはそういったものは一切なく、代わりに体の表面を広く呼吸に利用しています。
オニイソメ
この恐ろしい形相の生物は最大3mまで成長し、その長い身体を地中に潜めて獲物を待ち伏せ、補食します。
ハナガサクラゲ
太陽光によっては触手の先端付近が蛍光しピンクの非常に鮮やかなコントラストを演出します。
水族館などで蛍光している姿を見たことがある方は蛍光ライトが要因かと思います。
大きさは大型のもので20cmを超え、クラゲの中では比較的大型の部類に入ります。
生息地は本州から九州、出現時期は春~夏の間に出現します。また北陸沿岸では秋頃に出現した例もあります。
リーフィーシードラゴン
リーフィーシードラゴンは、ウエスタンオーストラリア州のジェラルドンから、ビクトリア州のメルボルン南西のベルリン半島辺りにかけてのオーストラリア南部に分布しているヨウジウオ科の海水魚で、海藻に擬態した、特徴的な体つきをしています。
動きはゆっくりとしていて、小さな背びれや胸びれを使って泳ぐが、あまり遊泳することはありません。
他のヨウジウオ科のものと同様、動物プランクトンやワーム類、小魚などを食べるが、獲物は、管になっている口で吸い込んで食べます。
ヒノオビクラゲ
水深200-800mに生息する多数の個体が集まった釣り鐘型のクラゲです。傘の内部が収縮し、水を押し出すことで移動します。
アトラクラゲ
まるでUFOのような形をしたクラゲで、攻撃、威嚇するときに鮮やかな色で発光し、相手を驚かせます。また、このクラゲには22本の長い触手があり、獲物を捕獲しやすくしています。
サキャスティック・フリンジヘッド
海底に生息する獰猛な魚で、体長は約30cm程度です。
ひとたび大きな口を開ければ、プレデターと見間違うほどの迫力です。
ガラスイカ
この魚、体が透明という珍しい特徴を持っています。
実はこのガラスイカ、60以上も種があるんです!
画像に写っているガラスイカは、60以上の種の中でも特に大きい種のガラスイカです。
シーバタフライ
日本ではカメガイなどと呼ばれるこちらの生物・シーバタフライ(sea butterfly)。一見カタツムリのように見えるのですが、海の底を這うことはせずに海中を浮遊するそうです。
海の中を自然の流れに任せて漂ったり、その可愛らしい羽で自由に遊泳したりする海巻き貝の仲間です。
体長は1cmととても小さいですが、透明な貝殻は炭酸カルシウムなので頑丈で、簡単には捕食されません。
貝の形は渦巻きだけでなく、針状、三角形、球形のものまで様々あります。
ピンクシーファンタジア
深海に住むナマコの一種です。
身体の中にある細長いものは消化器官です。
スクイッドワーム
体長約9.4センチのこの生物は、学名テウティドドリルス・サマエ(Teuthidodrilus samae)、通称「スクイッドワーム」(イカムシ)と呼ばれているが、その呼び名から想像されるよりずっと幻想的で繊細な姿をしています。
体の両側側面には頭から先まで、パドルのような形状の極細の突起が並び、泳ぐときはこの突起をドミノ倒しのように連続的に動かし、体を縦にして進む。
また頭部からは、体と同程度か体よりも長い10本の触手と、コイルのように巻いた6対の頸器官が伸びている。この器官で味やにおいを感じるのだそうです。
Dinochelus
ルソン島の深海250mの所で2007年に発見された深海に住むロブスター
ビーナスフライトラップアネモネ
捕食方法がフライトラップ(食中植物)に似ていることから、このような名前が付けられています。
たまたま近づいてきた魚をその触覚で閉じ込め、消化します。
マンボウ
最近の調査では深海にもマンボウが生息し、海上で見せる姿は生態の一部にすぎないことがわかってきたようです。
クマムシ
体長はたった1mm程度しかありませんが、とてもつもなく強い生物です。絶対零度から180度近くになっても死ぬことはなく、ほどんどの生物が死んでしまうような強い放射線を1000回以上照射しても耐えることができます。
また、まったく水が無い極度の乾燥状態にも10年程度は死ぬことがありません。さらには真空中でも死なないことから、クマムシは世界で唯一、宇宙で生存することができる生物としても知られています。