ここ最近、多くの長寿番組が終了の波を間断なく続けていますが、バラエティ番組の中でも特に人気タレントが出演し続けていた番組であるめちゃめちゃイケてるの終了が発表されました。起因円は近年は打ち切りの噂も少なからず流れていましたので、ファンからするとついに来たかという気持ちも少なからずあるかもしれませんが、来年の3月終了まで番組への応援は続く事でしょう。しかしめちゃめちゃイケてるの終了の理由として考えられるのはなんなのでしょう。
写真:m.sp2.fujitv.co.jp
◼︎めちゃめちゃイケてるが終了する理由
写真:bitoukun.com
バラエティ番組の終了というだけにファンの中には終了という話自体がドッキリで、来年以降も番組が存続するのではないかという話も発表当初は出ていましたが、どうやら終了は本当の話の様です。ではなぜこのタイミングでめちゃめちゃイケてるが終了してしまうのでしょうか。一番予想しやすい理由はやはり視聴率の低下です。前身番組から数えると22年も続いた人気番組で、間違いなくテレビ史に残る番組でした。めちゃめちゃイケてるの歴代最高視聴率は2004年に33.2%、平均視聴率が一年を通して20%を上回る年も少なくはありませんでした。しかし、近年は視聴率も軒並み1桁台となり、2017年の平均視聴率は最低で5.5%、最高で10.1%で土曜日のゴールデンタイムとしてはかなり低くなっていました。2時間から3時間の特番を放送しても10%台にしか届かないようでは、テレビの改編期の対象番組になってしまうのも仕方がない事かもしれません。視聴率を追っていくとある時からガクッと下がり始めたように思います。それは、メインメンバーの中でも特に人気者だった岡村隆さんが体調不良で休養に入ってしまった時期とかぶります。この時期、番組の方向性が明らかに変わっていったというファンの声も少なくはありません。この時期を境に今と昔のめちゃめちゃイケてると区分されるようになりました。point 582 | 1
写真:nogizora2nd.net
◼︎コントよりも企画に変化していっためちゃめちゃイケてる
写真:twitter.com
めちゃめちゃイケてるは元々、俺たちひょうきん族やドリフ大爆笑のようなコントを中心とした番組でした。しかし、メンバーの不祥事による番組の存続時期から徐々にコント形式の番組からドキュメントものを中心とした番組へと進み、更に岡村隆さんの5か月の休養期間の時期には、コントを全く行わなくなってしまいました。当時、同じような番組ではねるのとびらという番組も同様に最初はコント、進むうちに企画ものへと変遷していきいましたが、先に番組を終了しています。岡村隆さんの休養時期にメンバーが増えた事によって、コント番組としての形を維持しづらくなったのかもしれません。企画自体が変わっていくと昔からのファンの中には、今よりも昔の方が面白かったと思うようになり、視聴率にも反映していったように感じます。番組の変遷と共に変わっていったのがメンバーの高齢化です。番組開始当初から参加するメインメンバーは既に40代になり、一番年長の加藤浩次が48歳、一番若い雛形あきこさんでも39歳です。新メンバーは30代が多いようですが、それでも一番バラエティ番組を好んでみる10代や20代の若い世代とは感覚がズレてしまうのもしょうがないことなのかもしれません。良く考えれば、一番めちゃめちゃイケてるが人気があった頃は出演者も20代で観ている人も20代が一番多く、視聴率増加につながっていました。point 590 | 1
写真:lineblog.me
◼︎まとめ
2018年の3月にめちゃめちゃイケてるは終了してしまいますが、テレビ業界では他に類を見ない人気番組であった事には違いがありません。終了をきっかけに改めて注目されるようになった事も含めて、2018年の3月までの期間、ファンを飽きさせない番組作りをしてくれると信じています。終了は寂しい事ではありますが、新しいテレビ番組への進化の時期と思って、番組終了までの短い間を期待しながら楽しんで拝見しようと思います。point 271 | 1