11日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、名古屋市営バスの運転手が30代女性と1歳の双子ベビーカーを乗車拒否したことを特集しました。
女性は区役所に行くためバスを使用しようとしましたが、混雑のため3本見送ってバスに乗車をしようとしたといいます。しかし乗車拒否をされた、とSNS上に投稿しました。
名古屋市の市バスに軽く拒否されて空気を読んで乗るのを諦めたんですが、住民票を入れなくてはいけないので乗り場の管轄に電話しました。
結果平成17年から双子ベビーカーは乗車拒否と決まりました。と言われてベビーカーを畳めばOKとの事。
でも1歳なりたて双子を椅子に座らせたりADVERTISEMENT — NANALILI双子生活 (@6ZbbHA5BHtZE8mG) November 4, 2019
双子用ベビーカーは約30キログラムで、1人では持ち上げられないため、運転手に乗車用のステップ利用を申し出ましたが、応答してくれませんでした。タクシーはまだ子供の頭がぐらぐらしてしまうので利用できず、「心が折れてしまった」母親は40分歩いて市役所に行ったといいます。
名古屋市営バスの回答によると、ベビーカーに子供を乗せたまま乗車することは可能ですが、混雑時は二人乗りベビーカーは折りたたんで乗車することをお願いしていて、乗車の際には運転手から補助が必要か声掛けをするようにしているといいます。今回の件について、当該のバス運転手がどのようなやりとりをしていたか現在調査中で、運転手の対応に問題があれば指導を徹底するといいます。
コメンテーターの石原良純さんは「お母さんは(母親は)混んでるから3台スキップして乗っていいなと思ったら、察して手伝ってあげる社会であるべきじゃないですか」と母親に同情しました。
「子供もこれから育てやすい世の中にしていかないと。子供はその人の子供じゃなくて社会の子供だと思わないと、少子化がどんどん進んでしまう事は絶対にいい事じゃないんだよね。」と子育てに優しい社会になる必要性を説き、「保育園を近くに建てられたら、うるさくて嫌だとか。自分の子供だって思う様にしていかないといけないのかなって思う。」と語りました。
ニューヨーク州弁護士の山口真由さんは「こういうことで心が折れて家にこもるようになってしまうのはよくない。何かできますかという声掛けだけでもやっていきたい。」とコメントしました。
テレビ朝日コメンテーターの玉川徹さんは「多くの人は、人に迷惑をかけないと教わっているが、時代が違う。子供は宝。車いす利用者は100万人単位でいるが双子はおそらく万の単位。車椅子ではだいぶ動けるようになっており、まだベビーカーに慣れていないだけかも。変わっていくと思う。」と語りました。
司会の羽鳥慎一さんは「双子じゃなくても、1人用でも大変なんです。」と、声をかけて手助けすべきと訴えました。