独身時代に女遊びをしたり、夜の街で遊びまわったりしてやんちゃをしていた男性も、結婚すると落ち着くという話はよく聞きます。さらに、結婚して子供が生まれると変わると言います。しかも、娘が生まれた時の男親の変化は物凄いといいます。独身時代に好き勝手していた分、子供への愛情は深くなります。特に娘に対して男親はたっぷりと愛情を注ぎます。小さい頃はデレデレとして、好きなものは何でも買ってあげたいという気持ちになります。男親は我が子である女の子に何をされても怒ることはできず、笑って済ましてしまいます。それは芸能人でも同じです。
写真:blog.goo.ne.jp
有名なのは、とんねるずの石橋貴明、ダウンタウンの松本人志などです。とんねるずといえば、テレビが一番影響力を持っていた時期のスーパースターで、若い世代から絶大な人気を得ていました。今のようにテレビの番組にクレームをいう人はほとんどいない時代で、やりたいことを何でもやれるおおらかな時代でした。
写真:youtube.com
裸の女性がテレビに映ることは珍しい話ではなく、とんねるずは女性を突き飛ばしたり、とび蹴りをしたりなどをしてやりたい放題でした。さらに、収録中にテレビカメラを壊したり、スタジオを縦横無尽に走り回るなど、本当にやりたい放題でした。それでも、批判やフレームはほとんど無く、特に反省する必要もないというのがテレビの世界でした。しかし、現在は規制が厳しく、批判やクレームになりそうなことはやろうとしないのが今のテレビ界です。批判やクレームになりそうなことを避けていると、テレビは自然と勢いが無くなり、面白い番組は減っていきます。
写真:telepack.co.jp
もちろん、過度な暴力や、危険な演出はいけないことですが、映画やドラマを見ていると平気で殺人などを描いています。それに比べれば、バラエティ番組の演出は控えめではないでしょうか。そこまで批判や、クレームをする必要はないと思います。今のテレビ界では、とんねるずの石橋貴明、ダウンタウンの松本人志などは才能を思う存分発揮することは難しいです。やりたいお笑いがあっても、テレビでは実現することが難しいです。
写真:news.walkerplus.com
時代の流れを汲み取ったとんねるずの石橋貴明は、次第にお笑いよりもスポーツの方に力を入れるようになります。スポーツ選手と交友関係を持ち、スポーツの番組の出演が増え始めています。一方で、ダウンタウンの松本人志は民放ではやりたいことができないと考え、自分のお笑いをamazonプライムなどの有料チャンネルの方で表現するようになります。amazonプライムは、加入者の会費で成り立っているチャンネルなので、番組作りの自由度が高いです。
写真:samatv.jp
現在、ダウンタウンの松本人志はamazonプライムで番組作りを行っています。密室に数人の芸人を集めて、とにかく相手を笑わせるという斬新な企画を番組にしています。この番組はドキュメンタルといタイトルで、芸人のリアルな戦いを描いている番組です。このドキュメンタルでは、最後まで生き残った芸人に1000万円の賞金が与えられます。この1000万円という金額も、amazonプライムならではの破格の金額だと思います。
写真:solife-a.com
このように、テレビのバラエティ番組で活躍した実力者がたちが、テレビのバラエティからは離れたところで活躍する時代になってしまったのです。テレビに夢や希望があった時代は、若手はテレビに出ることを目標に頑張っていたと思います。しかし、今はテレビに夢や希望がないので、どこを目指してよいのか分からない時代です。もしかすると、youtubeで活躍するyoutuberのように、新しい媒体で有名になるほうが、人気者やお金持ちになれる可能性が高いかもしれません。