学生の頃にいじめを経験すれば、なかなかトラウマから抜け出せないでしょう。しかし、いじめの加害者はそんなことも忘れ、普通に日常生活を送っている方も多いようです。そんな中、とある大手企業が過去にいじめの加害者だった女性を面接で落としたとし、話題になっています。
中学の頃にいじめにあっていた女性
とあるネット掲示板にて、中学の頃にひどいいじめに遭っていたという投稿者の文章が話題となりました。投稿者は現在就職活動中の女子大生で、中学の頃にひどいいじめにあっていたそうです。その内容というのが、集団で殴る蹴るの暴行に遭ったり、便器の水で顔を突っ込まれたりなど、理不尽なことをされていたといいます。これに従うしかなかったという投稿者は毎日のように「死にたい」と思っていたといいます。
しかし、その地獄のような日々はいつの間にか過ぎ去り、大学に入学した際にはそれぞれの人生を送るように。いじめに遭っていたことはすっかり忘れ、幸せな日々を過ごしていた女性ですが、とある日。女性はSNSにて偶然、当時のいじめの首謀者を見つけ、大手企業で面接を控えているという文章を見ることに。その投稿を見た女性は体がガタガタ震えてしまったといいます。
いじめの加害者を復讐した結果…?
いじめから10年経っても女性は心の傷が消えず「私はあいつにいじめられて1週間寝込んだことだってあるのに…あいつは大手企業にのうのうと就職しようとしている」「こんなの不公平だ」と復讐を決意。さらに、当時のいじめの首謀者が、自身の親戚が人事課をしている企業にエントリーしたことを突き止め、女性は親戚の元を訪ねました。そこで女性は親戚の前で過去のいじめのことを話し涙したといいます。
女性は親戚に泣きながら「中学の時に私を苦しめた同級生がそちらの企業に就職しようとしている。絶対に合格にさせないでほしい」とお願い。この話を聞いた親戚は長い考えの末「私がどうにかできる話ではないけれど、投書を送るのはどうか」と提案。1枚の紙とボールペンを渡しました。女性は投書を書き、親戚に渡したのですが、その数日後、いじめの首謀者は面接に落ちたことを知ることになります。
面接で落とされた加害者が取った行動とは
その後、彼女のせいで面接に落ちたことを知ったいじめの首謀者は両親とともに女性の元を訪れ、ひどい言葉を浴びせました。相当怒っている加害者に対し女性はその時にこう吐き捨てたのです。
「私はあんたのせいで死にたいと思ったことだってあるのに、時間が過ぎたからってあんたが成功するのは絶対に許さない。今後もあんたの成功を邪魔してやる」
このように、復讐に成功した女性の投稿を見たネットユーザーからは女性を称賛する声が多数寄せられました。「スカッとする」「加害者は自分の行いが返ってきただけ」「最初からこんなことしなければ復讐もされなかっただろうに」と、女性のことを慰めています。
まとめ
「目には目を、歯には歯を」という言葉もあるように、過去にした行いは必ず自身の元に返ってくるということを思い知らされたケースですが、今回はいじめの被害者が密告したことで面接に落とされたようですが、企業側が何らかのケースで応募者の過去を知り、不合格にさせるといったケースも少なくないというので、どれだけ日頃の行いが大切なのか分かりますね。