今月18日に放送された「家、ついて行ってイイですか?」では「秘密と涙と大恋愛…運命を切り拓く女性SP」と題したスペシャル番組が放送されました。この番組は完全素人が出演するガチバラエティで、一見フツーでも全然フツーじゃない人生模様が見られることから人気を得ている番組です。
今回注目されたのは、3組目にカフェで働く25歳の女性でした。幼少期に彼女の両親が離婚したそうですが、3人兄妹と母が力を合わせ生活していたのだそうです。しかし、鬱の末に母親が他界しその第一発見者はなんと当時、小学5年生だったその女性でした。
明るい人柄で、スタッフの質問には笑顔で返答することもあり、カメラの手前にいるスタッフは彼女に対して配慮するそぶりは一切なく「どこで発見したのか」、「何を見たのか」など、当時小5の少女が見た風景をお茶の間に届けるべく無神経に質問をぶつけ続けました。
このスタッフの配慮のない質問に視聴者からは「親のこと根掘り葉掘り聞いて、この取材した奴、配慮なさすぎる」「しかし色々聞くな…番組のためだろうけどそれは聞いていいんか…?」「スタッフのモラルの無さヤバい」など、見ていて不愉快に感じた視聴者からの書き込みが殺到しました。
今回、番組のためとはいえ非常識にズケズケと肉親について矢継ぎ早に質問した制作スタッフが視聴者からは、その非情な行いに批判が殺到しました。大切な人の死を受け入れるには長い時間がかかるもので、故人への張り裂けそうな胸の気持ちは、行ったり来たりしながらそれぞれのペースで回復していきます。しかし、回復ペースは人により大きく異なり、明るく振る舞っているから問題ないわけではなく、そこに配慮することなく、すれ違い様の人生模様に土足で踏み込んだ配慮のない行動は謹んでしかるべきです。
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