12月30日に放送された「日本レコード大賞」にて史上最年少で大賞を受賞した小中学生5人組ユニット・Foorin。ここ数年、アイドルグループの大賞受賞でマンネリ化していたレコード大賞。今回のFoorinの受賞は非常に妥当といえますが、その裏でアーティスト達が大賞受賞に対する欲が無くなってきているといいます。
Foorin「パプリカ」大賞受賞の裏側でこんなことが?
「日本レコード大賞」にて史上最年少で大賞を受賞したFoorin。米津玄師がプロデュースした小中学生5人組ユニットですが、以前から大賞候補といわれていたものの、平均年齢11.
2歳の小中学生のメンバーで構成されていることから「さすがに大賞は難しいのでは…」といった声もありましたが、その舞台裏では様々な事情がからんでいたようです。
労働基準法の関係で19時以降にはテレビ出演できないものの…?
Foorinの大賞受賞の最もネックとなっていたのが、小中学生のメンバーで構成されていることから午後9時以降、中継番組に出演できないという点が問題視されていました。しかし、大賞受賞の際にはメンバーが電話であいさつ。事前に歌ったVTRが放送されることでクリアすることができました。
どのアーティストも大賞を欲しがらない?
ここ数年、レコード大賞はアイドルグループが総なめしていたことで出来レース、もしくはマンネリ化がささやかれていましたが、今年を代表するヒット曲が大賞に輝いたことで、ネット上では「レコ大もようやくまともになった」「非常に妥当」「ここ数年首を傾げたくなる結果ばかりだったし」といったポジティブな評価が多いです。
しかし、その一方で、今年は「パプリカ」以外に目立ったヒット曲がないことや、どこのレコード会社も以前よりはレコード大賞に消極的なようです。というのも、数年前に週刊誌にて1億円買収疑惑が報じられたことでレコード大賞にあまり良くない色がついてしまったことで、アーティスト達の欲が無くなっていることは確か。今年は売り上げからしてFoorinしか受賞するグループがいなかった、といった方が正しいのかもしれません。
むしろ最優秀新人賞の方が価値がある?
今年の新人賞はハロープロジェクトの12人組アイドルグループ・BEYOOOOONDSが受賞しましたが、現在はむしろ大賞よりも新人賞を狙っているアーティストたちの方が多いとのこと。まだそれほど実績や知名度のない新人アーティストにとって、レコード大賞で新人賞を受賞することで少なくとも知名度が上がるためだそうですが、来年も新人賞については熾烈な争いになりそうです。
まとめ
このように、史上最年少で「日本レコード大賞」を受賞したFoorin。まだ幼い子供たちで構成されていることから意外と感じた視聴者もいらっしゃると思いますが、今年のブレイク具合から考えてやはりFoorinが最も大賞にふさわしいでしょう。2020年以降も多くのヒット曲をたたき出してほしいですね。今後の活躍も大いに期待したいところです。