アメリカを襲った大きなハリケーン「イルマ」。その被害は大きく、多くの人が避難所生活を余儀なくされている。
そんな中、避難所に訪れた市民のうち、凶悪犯罪者を受け入れないと主張する警官が現れた。
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またのハリケーン被害
6日(現地時刻)にオンラインメディアであるユニレッドがアメリカフロリダ州に勤務するグレディー・ジュード警察官を紹介した。
フロリダはハリケーン「イルマ」が直撃した地域だ。
イルマの最大瞬間風速は47メートルにまで達し、イルマ襲来で250万戸以上が停電となり、州南部の主要都市マイアミの一部が冠水した。
フロリダ州では630万人に避難命令が出され、ドナルド・トランプ米大統領はフロリダ州への非常事態宣言と緊急の予算措置を許可した。
行き場を失った人たちは自分の命を守るために必死で近くの避難所に非難し生活している。
これにより避難所には多くの人が溢れかえり、足の踏み場もないほどだという。
避難所、性犯罪者は出入り禁止!?
そんな中、ある1人の警察官による「性暴力の前科がある犯罪者は避難所に受け入れない」と発表し、大きく話題となっている。
その警察官とはフロリダ州のポーク群にて勤務するグレディー・ジュードという人物だ。
グレディーは「市民にも十分な非難場所が確保できていないのに、犯罪者に避難場所を与えるわけにはいかない」と断言した。
さらに「特に性暴力の犯罪を犯した者を、何の罪もない市民や純粋な子どもたちと同じ場所で生活させるわけにはいかない」とし、「万が一、性犯罪者が避難所に訪れた場合、より安全な留置所に送ることにする」と発言した。
そしてポーク群の市民に避難所に訪れる際は身分証明書を持参するよう促した。前科があるかどうか確認をとるためである。
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このことがオンラインで広がり、ネットユーザーたちは様々な反応を見せている。
「性犯罪者の安全など守らなくてもいい。市民の安全が第一だ」「非常に良いアイディアだと思う」といいったようなグレディー警官に賛同する意見が見受けられた。
その一方で「いくら犯罪者でもそれぞれ人権は守られるべきだ」「過去に犯罪経験があることや犯罪を犯す可能性があるというだけで差別するのはおかしい」といったグレディー警官に反対する意見も多く上がっている。
イルマの勢力は11日の午前2時頃にハリケーンのレベルのうち、最も低いレベル1まで下がっているが、まだまだ復帰までには時間がかかりそうだ。
多くの市民らが長い間、避難生活を余儀なくされることが予想されるが、前科のある性犯罪者に対するグレディー警官の対応についても注目が集まりそうだ。
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皆さんはグレディー警官の‘性犯罪者は避難所に受け入れない’とする意見について、「当然受け入れないべきだ」と考えるでしょうか。
それとも「前科があっても人権は守られるべき」だと考えるでしょか。
それぞれの考えがあると思うが、何よりハリケーンによる被害がこれ以上広がらないことを祈るばかりだ。
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